McLaren(マクラーレン)は10月1日(木)、2015年シーズンのレースドライバーであるジェンソン・バトン選手(35歳、英国)が、2016年も同チームからF1に参戦することを発表した。
McLaren ロン・デニス CEOのコメント
「この数週間、ジェンソンと今後の方針について話し合ってきましたが、今日こうして来季のことを発表できて本当にうれしく思います。これはMcLaren-Hondaの全員にとってすばらしいニュースであり、我々の士気を高めてくれるでしょう。
これまでも申し上げてきた通り、ジェンソンとの契約は2015~2016年の2年間です。この中で、McLarenが望んだ場合に1年で解除できる“オプション契約”が設定されていましたが、ジェンソンと話していく中で、彼の情熱は衰えておらず、取り組む姿勢や、ビジョンが明確であり、このオプションを行使する必要はありませんでした。
したがって、我々が1年前に交わした契約通り、ジェンソンは来季もMcLaren-Hondaのドライバーとして参戦します。
ジェンソンは現役F1ドライバーの中で最もキャリアが長く、来シーズンは史上3人目の300戦出場を達成することになります※。彼の財産とも言えるその経験は、チームに多くのことをもたらしてくれるでしょう。彼は、21世紀のF1ドライバーの中で、極めて高い能力、そして速さのあるドライバーです」
ジェンソン・バトン選手のコメント
「この数カ月、いろいろなことを考えてきました。その中で、将来について2つの方向性があったことは事実です。
ただ、McLarenのドライバーとして2010年から6シーズンを過ごす中で、ロンのことをよく理解することができました。特にこの数週間は、とても良い話し合いができ、ロンが固い決意を持ってチームを将来の成功に向け導く準備ができていると、はっきり分かりました。
それによって私は自信を持って今回の決断に至りましたが、正しい判断だったと思います。
確かに、今シーズンの戦いは決して簡単なものではありません。ただ、私達は前進するために何が必要かは分かっています。2016年が今年よりはるかに良いシーズンとなるように、これからもHondaとの連携のもと、必死に努力していきます。今から来年が待ちきれません」
※これまでに300戦出場を果たしたドライバーは、ルーベンス・バリチェロ選手とミハエル・シューマッハ選手