一般社団法人日本自動車工業会(所在地:東京都港区芝大門1丁目1−30、会長:池史彦、以下、自工会)は、2016年3月と、2015年度の自動車生産実績を発表した。
2016年3月の自動車生産実績
<四輪車>
3月の四輪車生産台数は889,501台で、前年同月の878,577台に比べて10,924台・1.2%の増加となり、4ヵ月ぶりに前年同月を上回った。
【3月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り】
1.乗用車-757,605台で17,369台・2.3%の増加となり、4ヵ月ぶりのプラス。
このうち普通車は、462,727台で35,381台・8.3%の増加、小型四輪車は158,365台で18,266台・13.0%の増加。対して軽四輪車は、136,513台で36,278台・21.0%の減少となった。
2.トラック-119,980台で6,011台・4.8%の減少となり、11ヵ月連続のマイナス。
このうち普通車は、50,180台で4,908台・8.9%の減少。
小型四輪車は33,049台で568台・1.7%の増加。軽四輪車は36,751台で1,671台・4.3%の減少となった。
3.バス-11,916台で434台・3.5%の減少となり、4ヵ月連続のマイナス。
このうち大型は1,088台で37台・3.5%の増加、小型は10,828台で471台・4.2%の減少。
3月の国内需要は635,901台で、前年同月比8.6%の減少であった。(うち乗用車532,468台で前年同月比9.3%の減少、トラック100,754台で同5.0%の減少、バス2,679台で同5.1%の増加。)また輸出は、前年同月比1.8%の増加となっている。(実績)
また、2015年度(4~3月)の生産台数は9,187,505台で、前年度の9,590,733台に比べ403,228台・4.2%の減少となり、2年連続で前年度を下回った。
【2015年度の車種別生産台数と前年度比は次の通り】
1.乗用車-7,773,128台で314,767台・3.9%の減少。
このうち普通車は4,803,694台で190,416台・4.1%の増加、小型四輪車は1,538,911台で123,371台・7.4%の減少、軽四輪車は1,430,523台で381,812台・21.1%の減少。
2.トラック-1,279,309台で85,009台・6.2%の減少。
このうち普通車は566,981台で45,381台・7.4%の減少、小型四輪車は325,892台で5,330台・1.6%の減少、軽四輪車は386,436台で34,298台・8.2%の減少。
3.バス-135,068台で3,452台・2.5%の減少。
このうち大型は11,446台で1,547台・15.6%の増加、小型は123,622台で4,999台・3.9%の減少。
2015年度の国内需要は4,937,734台で、前年度の5,297,111台に比べ359,377台・6.8%の減少となり、2年連続で前年度を下回った。(うち乗用車4,115,436台で前年度比7.6%の減少、トラック808,174台で同2.8%の減少、バス14,124台で同16.4%の増加)また2015年度の輸出は、前年度比2.0%の増加となった。(実績)
<二輪車>
3月の二輪車生産台数は58,222台で、前年同月の50,266台に比べ7,956台・15.8%の増加となり、2ヵ月連続で前年同月を上回った。
【3月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り】
1.原付第一種-11,528台で4,689台・68.6%の増加。
2.原付第二種-2,769台で644台・30.3%の増加。
3.軽二輪車-4,849台で314台・6.1%の減少。
4.小型二輪車-39,076台で2,937台・8.1%の増加。
3月の国内需要(出荷)は40,342台で、前年同月比0.4%の減少となった。(うち原付第一種20,709台で前年同月比11.8%の減少、原付第二種11,260台で同28.2%の増加、軽二輪車4,088台で同3.9%の減少、小型二輪車4,285台で同7.4%の増加。)輸出は前年同月比14.4%の増加。(実績)
また、2015年度(4~3月)の生産台数は537,988台で、前年度の576,231台に比べ38,243台・6.6%の減少となり、2年連続で前年度を下回った。
【2015年度の車種別生産台数と前年度比は次の通り】
1.原付第一種 -78,533台で 4,090 台・ 5.5%の増加。
2.原付第二種 -31,263台で 128台・ 0.4%の減少。
3.軽二輪車 -76,151台で 12,423台・ 14.0%の減少。
4.小型二輪車 -352,041台で 29,782台・ 7.8%の減少。
2015年度の国内需要(出荷)は364,589台で、前年度の391,128台に比べ6.8%の減少となり、2年連続で前年度を下回った。
(うち原付第一種179,992台で前年度比16.2%の減少、原付第二種101,001台で同9.7%の増加、軽二輪車48,397台で同1.5%の増加、小型二輪車35,199台で同4.0%の減少。)また2015年度の輸出は、前年度比8.5%の減少となっている。(実績)