NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣瀨博、以下、NEXCO東日本)の関東支社(埼玉県さいたま市)では、東北自動車道下り線の岩舟ジャンクション(JCT)~栃木インターチェンジ(IC)間の登り坂で発生している渋滞の解消を目的に、登坂車線の設置工事を進めてきたが、3月18日(金)に同施設の運用を開始する。
1 運用開始の日時
平成28年3月18日(金)15時
※当日の天候状況により、運用開始時刻を変更する場合がある
2 事業の概要
東北自動車道下り線の岩舟JCT~栃木IC間は、大型連休や夏季混雑期など交通量が増加する時期に、大規模な渋滞が発生するポイントの一つとなっており、東北自動車道の下り線では渋滞による交通への影響が最も大きい箇所だった。
平成27年のゴールデンウィークには、交通事故も重なり同期間の、全国ワースト1位の渋滞延長(最大渋滞長63.9km)となった。
渋滞の主な原因は、登り坂による速度低下に加え、北関東自動車道から合流する車の影響と、それを避けるための右側への車線変更による車線利用の偏りにより渋滞が原因。
3 改善内容
このため北関東自動車道からのスムーズな合流と、登り坂等による交通容量の低下に伴う渋滞の解消を図るため、現在の3車線に新たに延長約5kmの登坂車線を加え、4車線にする事業を進めており、この度、運用開始となることとなった。
具体的には、岩舟JCTの北関東自動車道から東北自動車道下り線に合流する加速車線を現在の600mから、その後続く登り坂の頂上(クレスト)を越えた付近まで、延長約5kmほど延伸して、登り坂部分を3車線から新たに設置し、登坂車線と合わせ4車線とした。
これにより、北関東自動車道からの流入車両もスムーズな合流が可能となるほか、車線数が増えることで通行可能な台数が増加すると見込んでいる。