日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は12月2日、インフィニティの新「Q30」が欧州の安全性能総合評価の第三者機関、『ヨーロッパ新車アセスメントプログラム(ユーロNCAP*:ユーロ・エヌ・キャップ)』により最高ランクの5つ星を獲得と発表した。
ユーロNCAPの採点方式は、乗員保護、チャイルドプロテクション、歩行者保護、安全支援機能といった側面から車両の安全性能を評価します。インフィニティ「Q30」は最高評価の5つ星を獲得すると共に、全4評価項目で高得点を得た。
インフィニティ社長のローランド クルーガー氏は、「『Q30』は総合的な技術パッケージにより、運転の快適性を向上させつつ全乗員に最大の安全を提供します」と述べた。
「Q30」はニーエアバッグに加え、ドライバーエアバッグ、助手席のエアバッグ、サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグを備え、乗員保護で84パーセントを獲得。
また、子供に対しても最高レベルの保護を提供するよう設計されており、後ろ向きにチャイルドシートを設置した際は自動的に助手席のエアバッグが作動しない。
「Q30」は歩行者の足とバンパーの接触を検知するセンサーを搭載し、作動するとフードが浮き上がって、固いエンジンパーツとフード表面の間にあるスペースを拡大する事で歩行者を保護する機能によって、歩行者保護で91パーセントの評価を獲得した。
安全支援機能では、インフィニティのセーフティーシールドシステムとして、エマージェンシーブレーキ、車線逸脱防止支援システム等といった最新の安全技術を搭載したことで、81パーセント の評価を得た。
なお、ユーロNCAPの詳細レポートは、以下のとおり。
http://www.euroncap.com/en/results/infiniti/q30/22031
インフィニティは、過去に「Q50スポーツセダン」でもユーロNCAPより5つ星評価を受けている。2013年に欧州で発売された際、「Q50スポーツセダン」はサッチャム(Thatcham, UK自動車保険研究センター)により、同機関が評価した車の中で最も先進的な衝突回避システムを標準搭載しているとの評価を得た。