北米・南米・中国で首位。ビュイックは3年連続で、国際記録更新、シボレー北米で6%増、オペル/ボクソール欧州最高記録
ゼネラルモーターズ(GM)は、2015年(1月~12月)の世界の新車販売台数が3年連続で増加し、前年比0.2%増の9,840,786台になったことを発表した。
GMのプレジデントであるダン・アマン氏は、「2015年、GMはお客様へのフォーカスと成功した新型車の発売によって、南アメリカやロシアのような不回避の市場における厳しい状態を相殺した結果、成長を続けました」と述べた。
北米での新しいクルマ、トラック、クロスオーバーの出荷台数は360万台と前年比6%増加。GMは米国で、他の自動車メーカーよりも速く、個人顧客に対する小売販売を伸ばした。
中国では、GMとGMの合弁事業において、前年比5%増の360万台を記録。ラインアップは、12の新型および改良モデルに拡大した。
SUVの出荷台数は、「ビュイック エンビジョン」や「宝駿(バオジュン)560」のような新型車両によって、144%増となった。
2015年、GMのクルマ、トラック、クロスオーバーは、中国、北米、南米地域で自動車販売をリード。GMは、欧州市場で80,000台以上の注文を受けた新型「オペル アストラ」や、北米市場で昨年末登場となった新型「シボレー マリブ」を含め、さらに主要商品の発売が迫っている。
2015年グローバル販売ハイライト(対2014年)
シボレーは、昨年比5%増のトータル210万台以上のクルマ、トラック、クロスオーバーをどのフルラインアップを扱う自動車ブランドよりも速く、北米での小売市場シェアを成長させた。
また、メキシコでの販売台数18%増、カナダでは3%増となった。北米において、ブランドを合わせた販売台数も6%増。ビュイックは、米国でのクロスオーバーの出荷記録、中国での販売記録により、3年連続でグローバル販売台数120万台を更新した。
一方、キャデラックの販売台数は、中国における販売記録や米国での「キャデラックSRXクロスオーバー」や「キャデラック エスカレード」の強固な成長により、グローバル販売台数は、8%増となった。
GMCも成長を続けており、6年連続で販売台数を伸張させ、前年比11%増の68万台を出荷した。
最後にオペル/ボクソールは、ロシア市場からの戦略的な逸脱にもかかわらず、110万台以上の出荷を行い、4年間で最高の販売台数を達成した。欧州での市場のシェアは、6%近くになり、3年連続で増加した。
米国において、GMのトータル販売台数は、「シボレー シルバラード」や「シボレー コロラド」、「GMCシエラ」とクロスオーバーの出荷記録が伸びて5%増加となった。また小売出荷台数は8%増となっている。