豊田自動織機、フォークリフト国内販売50年連続首位。FCV開発も進行中


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株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、社長:大西 朗、以下、豊田自動織機)のトヨタL&Fカンパニーは、フォークリフトの2015年(1~12月)国内市場において36,761台を販売し、50年連続No.1を達成した。

豊田自動織機は1956年にフォークリフトの初号車を発売し、今年でフォークリフト発売60周年を迎える。

1966年に初の国内販売台数No.1を記録し、以降、50年連続首位の座を堅持してきた。同社では「市場ニーズに応える商品力と高いサービス品質により、お客様に評価いただいた結果であると考えております」という。

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2015年の国内フォークリフト市場は、前年に続き高水準で推移し、78,620台となった。

この間、環境意識の高まりを背景に、ディーゼル車の排出ガス規制強化や電動車への移行が進むなど、市場環境は大きく変化してきている。

toyota-industries-corporation-participated-in-the-demonstration-of-fuel-cell-forklift-in-tainan-city-zhou-yamaguchi-prefecture20150922-1このような市場環境のなか、トヨタL&Fでは3E※2の考え方に基づき、エンジン車の排出ガス規制対応、電動車のさらなる性能向上をはかると共に、現在、燃料電池車の早期実用化に向けた研究開発に取り組んでいる。

また、人口減少・少子高齢化による物流分野での労働力不足の深刻化に対し、トヨタL&Fの改善ノウハウと、自動倉庫・AGVなどの自動化機器などを組み合わせた効率化の提案等を進めていく構えという。

※1 社団法人日本産業車両協会の発行するデータを元に算出。
※2 3E:Environment、Ecology、Energy

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