ガソリン価格が変化してもクルマの利用回数は変わらない
パーク２４株式会社（本社：東京都千代田区、社長：西川光一）は、自動車ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」※の会員を対象に実施した、「クルマの利用回数とガソリン価格」に関するアンケート結果を発表した。
調査結果のトピックスは以下の通り
（１）ガソリン価格が変化してもクルマの利用回数は変わらない
（２）「3割」が前年（2014年）よりクルマの利用回数が増加
（３）高いと感じるレギュラーガソリン価格は1リットルあたり「130円以上」がトップ
タイムズ駐車場やタイムズカープラスなどのパーク２４は、毎月9日に、クルマ生活に関するアンケートの調査結果を発表している。当月は「クルマの利用回数とガソリン価格」に関するアンケートを実施、その調査結果を発表している。
（１）ガソリン価格が変化してもクルマの利用回数は変わらない
ガソリン価格によって、クルマの利用回数が「変わる」と答えた対象者は、「価格次第で変わる」も含めて22%に留まった。一方、「変わらない」「気にしない」と答えた方は78%となった。ガソリン価格の変化はクルマの利用回数に対してあまり大きな影響がないと云える。
また、クルマの利用回数別に、ガソリン価格によるクルマの利用回数の変化を見ると、「月に1回程度」の方のうち、ガソリン価格に影響を受けると答えた方は27%だったのに対し、「クルマにほぼ毎日乗る」と答えた方は16%となった。
日頃からクルマを利用する生活をしている方ほどガソリン価格が利用回数に影響しないことが判る。
（２）「3割」が前年（2014年）よりクルマの利用回数が増加
前年（2014年）と比較し、クルマの利用回数が「とても増えた」「増えた」と答えた対象者の割合は30%だったのに対し、利用回数が「とても減った」「減った」と答えた対象者は10%で、利用回数が増えた対象者が多くなった。
利用回数の増減理由は仕事（通勤方法・勤務環境など）やライフスタイル（家族構成・居住地など）の変化が上位となり、ガソリン価格は、クルマの利用回数の大きな増減要因になっていないことが判る。
また、カーシェアリングへの入会が利用回数の増加要因となった方は、回数が増えた方のうち14%となった。
（３）高いと感じるレギュラーガソリン価格は1リットルあたり「130円以上」がトップ
高いと感じるレギュラーガソリン1リットル当たりの価格は「130円以上」が36%でトップとなった。次いで「140円以上」が28%、「120円以上」が20%の順。
※参考：調査時点（2015年12月7日~13日）のレギュラーガソリン価格は約127円（出典：資源エネルギー庁 給油所小売価格調査）。
今回の調査より、生活必需品であるクルマは、ガソリン価格の変化に関わらず利用していることが判る。
特に仕事環境の変化や、ライフスタイルの変化はクルマを利用する回数が変わる大きな切っ掛けとなっているが、これらの利用用途ではレジャーなどと異なり「必要に迫られて」クルマを利用するため、ガソリン価格の変化はあまり大きな影響がないと云えるだろう。
また調査発表時点でのガソリン価格は、高いと感じるガソリン価格「130円以上」を大幅に下回る金額で推移しているため、クルマを利用しやすい状況であったと捉えられる。
＜調査概要＞
調査対象：タイムズクラブ会員
（2014年12月7日以降に入会し、直近でタイムズ駐車場・タイムズカープラス・タイムズカーレンタルを利用した対象者）
調査方法：非公開型インターネットアンケート
調査期間：2015年12月7日～12月13日
有効回答者数：8,021名