車両情報システムプロバイダー事業の体制強化し、セーフティアンドインフォメーションシステム事業推進本部へ改称
クラリオン株式会社(本社:埼玉県さいたま市中央区、代表取締役社長:川本英利、以下、クラリオン)は、2014年4月に創設したインテリジェント・セーフティ事業推進本部の機能を継承、改称を行う。
具体的には、自動運転・自動駐車システム事業を取り巻く外部環境の変化に柔軟に対応するべく4月1日付けで、「セーフティアンドインフォメーションシステム事業推進本部」に改称する。
今後、自動運転やコネクティッドカーの実用化や次世代ビークルの中核技術が、先進運転支援システム(ADAS)から自動走行、自律走行システムへと進展していく中で、情報を活用した高度安全走行システムの先端的な技術開発と事業化を中長期的な重要な事業と定め注力する。
クラリオンは、業界に先駆けドライバーの快適・安心・安全なドライブの提供を目的に、自動車向けのクラウド情報ネットワークサービス「Smart Access」(スマート アクセス、2012年6月サービス開始)※を構築。
クルマと情報を「つなげる」付加価値を提供し、「車載情報機器メーカー」から「車両情報システムプロバイダー」への事業変革を図ってきた。
昨今、自動車業界へのIT業界を含む異業種からの参入、また、自動運転・自動駐車等の運転支援に対する顧客ニーズの拡大など、ビジネス環境は急速に変化している。
こうした中、「セーフティアンドインフォメーションシステム事業推進本部」の体制強化により、強みである車載カメラ技術、車載情報機器に関する技術やH.M.I(ヒューマンマシンインターフェイス)技術に加え、日立製作所や日立オートモティブシステムズなど、日立グループが有する高度安全走行システム・通信システムなどとの技術融合により、高度安全走行システム事業での競争優位性を構築し、他社に先んじた事業展開を目指すとしている。
クラリオンでは、「クルマ、ヒト、環境を含めた情報を統合的にマネジメントし、それらをお客様一人ひとりに安全に、かつ快適な価値を提供することを目的に、総合的な情報マネジメントと最適化されたユーザーインターフェースを同時に開発し、つなぐことで独自の魅力ある顧客価値の提供をめざします」と述べている。
※Smart Access(スマート アクセス)は、自動車ユーザーに快適・安心・便利なドライブを提供するための、クラリオン独自のクラウド情報ネットワークサービス。
車とSmart Accessをスマートフォン等で「つなげる」ことで、クラウドを始めとした様々な技術により、エンターテインメント・ドライブ関連情報・インターネット情報など、多彩な利便性をドライバーに提供する。