株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO 兼 取締役会長:津谷正明、以降、ブリヂストン)は、2016年3月1日※1~3月13日に、スイスのジュネーブで開催される「ジュネーブ国際モーターショー」に出展する。
同社ブースでは、ブリヂストングループが取り組む「イノベーションで一人ひとりを支える」をテーマとして、「イノベーティブな世界観」と「心地よい、おもてなし空間」をベースに、「環境」「安全・安心」「ワクワク」「プレミアム」のメッセージの下、下記3つのエリアに分けて当社グループの製品や技術を紹介する。
(1)技術イノベーションゾーン
タイヤの空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるランフラットテクノロジーを採用したDRIVEGUARDを主軸に、これまでのタイヤとは全く異なる狭幅化によって空気抵抗を低減し、大径化により転がり抵抗を大幅に低減する次世代低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」などの技術イノベーションを展示する。
(2)プレミアムカテゴリー商品ブランドゾーン
当社のグローバルプレミアムブランドであるPOTENZA(ポテンザ)、TURANZA(トランザ)の代表的な商品や、「POTENZA S001」を装着する「BMW i8」を展示。
(3)Firestoneブランドゾーン
Firestoneブランドのヒストリーや欧州向けに販売している補修用タイヤの展示と共に、今年で100回記念レースを迎え、同社グループが独占してタイヤ供給を行っているIndy Carレースの映像を通じて、同ブランドについて解説していく。
上記出展に加え、プレスデーの3月1日には、欧州子会社であるブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエーが、欧州地域におけるマーケティング戦略について、プレスカンファレンスを行う。
また同日、同社が協賛する”世界各地域及び各国で発売される新車から選考される国際的な自動車賞「ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)※2」”のノミネート車種が、同ブースにて発表される予定。
出展製品詳細
1. 「DRIVEGUARD」
DRIVEGUARDは、タイヤの空気圧がゼロになっても所定のスピードで一定距離を走行可能とすることで、急なパンクでも安全な場所まで移動して停車できるランフラットテクノロジー(RFT)を採用した乗用車用タイヤ。
従来、RFT採用タイヤは、技術的な背景や、専用ホイールが必要となることから、装着可能車両が限られていたが、DRIVEGUARDは装着に際し、ホイールを選ばないため、これまでRFT採用タイヤを装着できなかった車両など、より多くの車両に利用可能となった。
また使用されずに廃棄されることの多いスペアタイヤ(応急用タイヤ)が不要になることで、省資源化及び車両軽量化による燃費向上に貢献する。
2. 「ECOPIA with ologic」
「ECOPIA with ologic」は、低燃費性と安全性を高次元で両立する当社独自の「ologic」技術を搭載した次世代低燃費タイヤ。
タイヤの大径化により接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わる転がり抵抗を低減するとともに、狭幅化により走行時の空気抵抗も低減する。
更に、タイヤ進行方向に長い接地形状と専用パタンやコンパウンドを組み合わせることで、濡れた路面や乾燥路での高いグリップ性能も確保している。
3. 「エアフリーコンセプト」
・「エアフリーコンセプト」は、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークが荷重を支えることで、空気の充てんが不要となり、省メンテナンス性に優れるとともに、パンクの心配が無くなる当社独自技術である。
タイヤトレッド部のゴムを含め、リサイクル可能な材料を使用し、資源の効率的な活用に貢献。さらに独自技術により優れた低転がり抵抗性能を追求し、CO2排出量削減にも寄与することで、環境面と安全面において、より高次元でのサポートができる。
※1 プレスデー:3月1、2日、一般公開日:3月3日~13日
※2 2004年創立。25各国69人の国際的自動車ジャーナリストにより選考される。