BASFとフォルクスワーゲン、 第5回サイエンスアワード エレクトロケミストリー賞の募集を開始


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BASF(本社:独ラインラント=プファルツ州ルートヴィッヒスハーフェン、取締役会会長兼CEO:クルト ボック、以下、BASF)と、フォルクスワーゲン AG(本社:ドイツ・ニーダーザクセン州ヴォルフスブルク、グループCEO:マティアス・ミューラー、以降VW)は今年も、第5回「サイエンスアワード エレクトロケミストリー」賞(Science Award Electrochemistry)を共催する。

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両社は上記、同アワードの共催を踏まえて、世界中の研究者を対象に、以下URL< http://www.science-award.com (英語)>にて鋭意エントリーを受け付けている。

同アワードへの応募期間は、来る2016年8月12日まで。参加資格・参加方法・選考過程の詳細については、上記サイトを参照されたい。

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なお審査自体は、BASFとVWのほか、科学界を代表する専門家で構成される審査委員会が行っていく。今年第5回目を迎える授賞式は、2016年11月21日にベルリンで行われる予定だ。

この「サイエンスアワード エレクトロケミストリー」賞は、科学技術分野に関して、卓越した成果を促すと共に、高度なエネルギー貯蔵手段を開発するための契機になることを目的として開催を重ねている。

去る2012年に創設された同賞は、世界中の学術的研究コミュニティの科学者を対象として、毎年1回、着実に活動を重ね、優れた技術者を選出。卓越した技術者の努力とその成果を称えて表彰を行ってきた。

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賞金総額は、未来の研究開発の糧になるべく10万ユーロを贈り、さらに最優秀者には5万ユーロが贈られる。 また「サイエンスアワード エレクトロケミストリー」賞の創設から5年目を迎える今年は、応用研究を対象とした特別賞(賞金額 1万5,000ユーロ)も設けられた。

この特別賞については、応募資格が異なるため、詳細は先と同じく以下のURL< http://www.science-award.com (英語) >を閲覧されたい。

今後、電気化学プロセス、および材料・電池・貯蔵システム領域に関わる電気化学プロセス応用に関する知見は、近未来のエネルギー貯蔵手段を開発していく上で重要な基盤になると、主宰の両企業では考えていると云う。

現実に同技術の成立がなければ、 再生可能エネルギーを利用して省エネルギー型の電力供給を実現することも、また電気自動車に代表される将来のモビリティコンセプトを実現することも難しくなる。

そのため、BASFとフォルクスワーゲンは、科学コミュニティや、民間企業で研究に従事する優れた研究者の手による電気化学及びその応用分野への取り組みを一層促すことを目指している。

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■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は持続可能な将来のために、化学技術に立脚した豊かな社会構築を目指している。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現したいと考えていると云う。

BASFでは、約112,000人の社員一人ひとりが、ほぼすべての産業、ほぼすべての国に於いて、広く社会に貢献できるよう努めている。

製品ポートフォリオは、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、 石油・ガスの5つの部門から成る。また2015年にBASFは700億ユーロを超える売上高を達成した。

BASFのさらなる詳しい情報は、 http://www.basf.com(英語)、http://newsroom.basf.com(英語)、http://www.basf.com/jp(日本語)を閲覧されたい。

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■ フォルクスワーゲンについて
フォルクスワーゲン グループ(本社:ドイツ、ウォルフスブルグ)は、世界有数の自動車メーカーであり、欧州最大の規模を誇っている。

このフォルクスワーゲン グループは、欧州7カ国の12ブランド(フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダ、ベントレー、 ブガッティ、ランボルギーニ、ポルシェ、ドゥカティ、フォルクスワーゲン商用車、スカニア、MAN)で構成され、各ブランドに は独自の特徴を備えて、独立採算で事業を展開している。

そのラインアップは、オートバイや低燃費の小型車から高級車まで、幅広い。また商用車部門では、ピック アップトラックから、バスや大型トラックまでを網羅。

グループ全体では、欧州20カ国に加え、南北アメリカ、アジア、 アフリカの11カ国に、119カ所の生産拠点(2015年末現在)を擁し、全世界の1営業日あたりの自動車生産台数は約4 万2000台。

610,076人の従業員が、生産業務や自動車関連のサービス、その他の業務部門に従事している。なおフォルクスワ ーゲン グループの自動車は、世界153カ国で販売されている。