アウディ AG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート・シュタートラー、以下アウディ)は、12月2日(欧州中央時間)、米国ラスベガスで2016年1月6~9日に開催される CES国際家電ショー2016(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)の会場に於いて、同社の米国法人であるアウディオブアメリカのスコット・キーオ社長が、ワールドプレミアを行うと発表した。
開催初日にあたる1月6日、同会場の北ホールに設置したアウディブースに於いて、同社は電化、デジタル化、自動運転の分野における最新の技術・製品並びにメガトレンドと、これに関わる同社独自の洞察内容と研究成果を紹介していく。
またコンセプトカー出展に加え技術展示も行い、エレクトロニクス技術を介して、これまで以上に影響を受ける自動車業界の将来に関わる見通しを語る予定だ。
なお出展ブースとは別に、コンベンションセンター南ホールで設けられるS228会場では、報道関係者対象に、車両に搭載する電子機器開発に関わる技術解説も実施していくとされている。
車両展示についての詳細は未発表ではあるが、米国に於いて従来より自動運転車の実証運転や、カリフォルニア州北部のナパバレーにある1周約4kmのソノマ・レースウェイで6日間に亘るサーキット走行会。
さらに先の4日には、BMWグループ並びにダイムラーAGの共に3社によるノキアのマッピングと事業買収締結などの積極的展開を見せていること等を踏まえると、先にフランクフルト等で発表したEVを含め、これらに関連する技術発表の可能性もありそうだ。
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いずれにしてもVWグループとして、ポルシェと並び先進技術の取り組みを加速せているアウディ・ポルシェ両社は、先端分野に於ける技術的リーダーとしての立ち位置を確固たるものにしていく構え。
米国に於いて毎年1月に行われるCESには、世界中から家電、コンピューター、オーディオメーカーなどが参加。
新製品や、最新テクノロジーを披露する世界最大規模の見本市として知られ、これまで40年以上の間、新たなエレクトロニクス系テクノロジーの可能性を見極めるための国際舞台として機能してきた。
同ショーは、2,080億ドルを売り上げる米国家電市場を代表する技術産業団体である米国家電協会(CEA)に所属し運営されている。アウディは、自動車メーカーとして2011年から同ショーに出展。来る2016年の出展で6度目を迎えることになる。
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