アルファ ロメオは6月22日の日曜日、自らのブランドが歩んできた伝統を振り返りつつも、来たるべき未来を見据え、アレーゼ(イタリア共和国ロンバルディア州ミラノ県)の博物館でアルファロメオ生誕115周年を祝う一大イベントを実施した。
当日はアレーゼに、世界各国の300超の公式クラブを筆頭に、数千人のアルファ ロメオファンを出迎え、トラックレース、特別な会合、パレードなど参加者達は、思い思いのスタイルで祝賀イベントに参加した。
またオープニングでは、ブランド生誕115周年を振り返る象徴的な限定公開映像がビジュアルストーリーとして紹介された。
ビデオでは、革新に充ちたイタリアの誇りを込めた特別な「アルファ ロメオ33ストラダーレ」ブックの発表から、ルナロッサチームやテニス プレーヤーのジャスミン パオリーニ氏とのコラボレーション、発売以来42,000超の受注を得たジュニアの商業的成果なども紹介。
また普段はステランティス ヘリテージ コレクションの一部でとしてアルファロメオ歴史博物館に展示されている1956年製アルファロメオ 1900 スーパースプリントが参加した今年の1000ミリアでの様子も披露された。
さて、この日のプログラムは、イタリア・アルファロメオ博物館に来訪した記念となる登録簿への記帳に始まり、公式アルファロメオクラブの代表者が集結した大規模なクラブミーティングが行われ、議論とアイデアの共有を行うまたとない機会を得たとしている。
更に世界中のアルファ ロメオ愛好家を結びつけるべくアレーゼの博物館の内部トラックに115 台のユニークなアルファ ロメオ車で「Alfa Romeo 115」を形作る記念のフラッシュモブを協力して作成。これがこの日の最も思い出深い瞬間のひとつとなった。
午後には、「バックステージ」シリーズの一環として「アルファロメオ115周年」カンファレンスが開催され、33ストラダーレの風洞模設備を紹介しつつ、ブランドの歴史上に於ける幾つかの重要な瞬間を振り返った。
プログラム最後の締めくくりは、「トリブートGTA」モデルが先導する壮大なカーパレードだ。これは、今年60周年を迎えた伝説のジュリア・スプリントGTAへのオマージュとして行われた。その後アルファロメオ・コミュニティを常に支えてきたクマラブトチームの音頭で祝杯を挙げた。
そんなアレーゼで115周年を祝うアルファロメオとファンとの絆は、自動車業界でも際立った存在だ。創業から115年に亘る歳月が真にグローバルなコミュニティを築き上げてきたといえるだろう。