BEVトラブルの約11％は電欠、ロードサービス現場での対応を強化

JAF（一般社団法人日本自動車連盟、本部：東京都港区、会長：坂口正芳）は、2023年8月に4都府県（東京都、神奈川県、愛知県、大阪府）で実証実験を開始した電気自動車（BEV）の電池切れ（電欠）に対応する「BEV充電サービス」を今年12月より全国47都道府県へ拡大した。

同サービスは、BEVの運転中に電欠が発生した際、ロードサービス現場でその場での充電対応を行うもの。

BEVロードサービスの現状
JAFによると2024年度（2024年4月～2025年3月）のBEVロードサービス救援件数は 9,419件で、そのうち1,049件（約11％）が「BEVの駆動用電池切れ（電欠）」によるものだったという。

また実証実験をスタートした2023年度の電欠件数は975件であり、年々増加傾向にあるともいう。今後は、BEVの更なる普及が予測されるなか、電欠への対応は一層重要性を増している。

BEV充電サービス、全国47都道府県へ実証実験を拡大
先の通りJAFでは、2023年8月に4都府県で「BEV充電サービス」の試験運用を開始した。

その後、BEVの普及が進み、電欠への対応ニーズが高まっている状況を受け、今回、全国47都道府県へ実証実験を拡大する。

導入にあたり、バン型サービスカーやレッカー車に充電機材を搭載することで、広範囲なロードサービス現場で充電対応が可能な体制を整えた。JAFでは、今後も実証実験を継続し、サービスの改善に取り組んでいくと結んでいる。

ハイブリッド車・電気自動車・燃料電池自動車のロードサービスについては右記URLの通り：https://jaf.link/4seduK0