スズキ、全製品の補給部品梱包袋を生分解性プラスチックに

スズキ( 本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏 )は11月20日、代理店・修理業者向けに出荷する補給部品のまとめ袋(包装した補給部品をまとめて出荷するために使用する梱包材)を、ピーライフ・ジャパン・インクの「P-Life添加剤」を用いた生分解性プラスチックへ変更した。

「P-Life添加剤」とは、難分解性プラスチック(PE・ポリエチレンやPP・ポリプロピレン樹脂など、自然界で分解が困難なプラスチック素材)を微生物分解へと導き、自然環境への循環を実現した、植物油(バイオマス)を原料に作られた添加剤を指す。

この変更は四輪車・二輪車・船外機を含む全製品向けの補給部品のまとめ袋に適用しており、2025年2月に開始し、同年5月に完了した。併せてまとめ袋のサイズや仕様も見直した。

今回採用した生分解性プラスチックは、自然環境下で最終的に微生物により分解されるため、廃棄物のプラスチックごみが長期間残留せず、環境汚染のリスクを低減させるもの。

スズキは今回の取り組みに加え、船外機の完成品梱包における石油由来プラスチックの削減にも取り組んでいる。今後も環境負荷の軽減を図り、環境に配慮した取り組みやSDGsの達成に向けた取り組みを継続していく構えだ。

 
 




 
 

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