マツダ( 本社所在地:広島県安芸郡府中町、代表取締役社長兼CEO:毛籠勝弘 )は12月26日、環境分野の国際的な非営利団体であるCDPより、水セキュリティへの取り組みと情報開示が評価され「水セキュリティ」分野での最高評価となる「Aリスト」企業に初めて選定された。
上記CDPは、独立した環境情報開示システムを運営する非営利団体。多くの企業、金融機関、自治体が、環境への影響を管理するためにCDPのシステムを活用している。2025年度の評価では、640社を超える金融機関(資産総額127兆米ドル超)の要請のもと、世界中の24,800社を超える企業がCDPを通じた情報開示に応じている。
自動車の製造では、冷却(鋳造工程における炉の冷却など)、希釈(機械加工工程における切削液や洗浄液の原液の希釈など)、洗浄(塗装工程における車体の洗浄など)といった用途で、水が不可欠だ。
従って将来的に懸念のある水の枯渇や水価格の上昇などのリスクに対して、水セキュリティの取り組みが必要となる。
マツダでは、「自然の恵みである水資源を価値あるものに使い切る(=無駄なく有効活用する)」および「自然の恵みである水資源を取水時と同レベル(質)にして還元する」ことを基本方針に掲げ、2030年には水資源の再生・循環の取り組みを国内モデルプラント*で実現し、2050年にはグローバル生産工程で実現することを目指してきた。
この実現に向け、日本国内の自社グループ全体の取水量を2030年度に2013年度比で38%削減する目標を定め、毎年2%ずつの削減達成を目指した節水および雨水や再生水の利用を拡大する活動を、着実に進めてきた。その結果、2024年度実績では2013年度比で37%の削減を達成しており、この取り組みなどが今回の「Aリスト」評価に繫がったと謳っている。
マツダの水資源保全の取り組み:
https://www.mazda.com/ja/sustainability/environment/resource-circulation/#sus_sigen07![]()
イニシアチブへの署名・参加、社外からの評価:
https://www.mazda.com/ja/sustainability/initiatives-recognition/![]()

