豊田市近郊の輸送機械器具製造業の製品の安定供給を支える運送事業者を支援
ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:江頭 哲也、以下「YAW」)は、平成30年1月24日、輸送用機械器具製造業※の中核である愛知県豊田市に隣接するみよし市に車両整備工場「スーパーワークス東名三好工場」を竣工する。
YAWは、運送事業者が、便利で、最適なコストダウンができ、さらにコンプライアンスを遵守した経営を実現するために、「顧客と共に考えること」をコンセプトとして、車検・整備や、燃料供給、定期訪問による問診など幅広いサービスを提供している。
近年、自動車貨物の輸送重量が減少する中、多くの運送事業者は収益向上のために自社保有車両の「買い替え延長による車両費削減」「保有台数適正化による稼働率向上」「車両の滞留時間短縮による回転率向上」などに取り組んでいる。
YAWではこれらの課題を解決するために、直営整備工場の中でも作業効率を大幅に向上した「スーパーワークス」の全国展開に加え、計画作業に基づいた整備の実施、作業の標準化や作業状況の可視化による安全・高品質な整備の実現と、車検や整備が必要な車両を業務終了後に引き受け、翌営業日の始業までに届けるという「顧客の稼働を止めない車検・整備」に取り組んできた。
これを踏まえ同社は、豊田市近郊に多く展開する、輸送用機械機具製造業者の重要課題である、納期厳守の生産管理や製品の安定供給を支える運送事業者を支援するため、「スーパーワークス東名三好工場」を竣工する。
今回竣工する「スーパーワークス東名三好工場」は、YAW直営工場の中でも、作業効率を大幅に向上した整備工場の1つ。同社の全国72整備工場のうち「スーパーワークス」は東名三好工場を含め、全国に24拠点が展開されている。
その特徴は、以下の通り
(1)入庫後、車両をバックさせずに作業を終えられる「一筆書き」の作業動線を導入。
(2)「歩かない」「動かない」「探さない」「迷わない」を基本行動とした最短かつ効率的な作業を実施。
(3)中大型車両が多い地域特性に合わせて中大型リフト3台を導入するとともに、近年の輸送車両の小型化を見据え小型リフト2台を導入し、整備対応力を向上。
(4)フラットな床、快適な空調管理、明るい照明などの設備により、安全な作業を実現。
(5)東名高速道路 東名三好ICに近く、運送事業者にとってアクセスの良い立地。(ICより車で約5分)
【施設概要】
名称:スーパーワークス東名三好工場
所在地:愛知県みよし市三好町金田1-1
延床面積/敷地面積:1,078m²/7,435.45m²
構造:鉄骨造平屋建
着工/竣工:平成29年6月1日/平成30年1月24日
営業開始:平成30年2月1日
対応エリア:みよし市、愛知郡、豊田市、豊明市、長久手市、名古屋市緑区、他
その他:(環境対応設備・事業継続対応) 太陽光発電、天窓採光、全館LED照明、雨水や廃油の利用(洗車、床暖房)
【周辺地図】東名三好ICより車で約5分
3.今後の展開
豊田市及びみよし市近郊に拠点のある運送事業者を中心に、5年以内に年間約3,000台の整備を目指す。