次世代クラウドサービス・プラットフォームを他の自動車メーカーにも公開していく
ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover Automotive PLC、本社:英国・コベントリー、CEO:ラルフ・スペッツ<Ralf Speth>)は英国時間の1月6日、CloudCar社の次世代クラウドサービス・プラットフォームの採用や、1,500万ドル規模のマイノリティ投資を含む、強固なパートナーシップ締結を発表した。
カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くCloudCar社は、コネクテッドカー技術の開発における世界有数のリーディング・カンパニーである。
同社のクラウドサービス・プラットフォームには、車両の様々なセンサーに機械学習能力が付与されており、各自動車メーカーに、ブランド・アイデンティティやデータ所有権を維持しながら、改良された音声認識アプリケーションや本人認証などの機能を提供している。
この協業についてジャガー・ランドローバーのコーポレート・ストラテジー担当エグゼクティブ・ディレクター、ハノ・キルナー氏は、「今回のパートナーシップは、当社のコネクテッドカー技術の開発において重要なステップとなります。
CloudCar社は、機械学習やインフォテインメントの分野において、優れたメーカーとの協業の機会を活かし、挑戦してきました。
この投資は、ジャガー・ランドローバーの車両技術プログラムにとって不可欠です。同時に、参画する他の自動車メーカーにとっても貴重な機会となるでしょう。
最終的には、ドライバーにフォーカスした世界中に存在する何百ものクラウドサービスやコンテンツを車両に統合することが必要です。
そして今回のプラットフォームは、OEM間の協力がコスト削減だけでなく、お客さまにもさらなるメリットをもたらすことを示す、好例になると信じています」と語っている。
対してCloudCar社の最高経営責任者(CEO)、フィリップ・ポポフ氏は、「ジャガー・ランドローバー社と密接なパートナーシップを締結することができ、とても光栄です。当社の進歩が、他メーカーへのメリットにつながるということが、とても楽しみです」と述べた。
なおジャガー・ランドローバーは、初の電気自動車である「I-PACE」で、このCloudCar社との協業の成果となる次世代プラットフォームを採用する予定としている。
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