米国のフォード・モーター・カンパニー(Ford Motor Company、本社:米ミシガン州ディアボーン、会長:ウィリアム・クレイ・フォード, Jr、以下フォード)は米国標準時間の8月16日・同日、自動運転レベル4を備えた完全自動運転車の実用並びに量産を、来たる2021年に開始すると発表した。
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これを踏まえ同社では、シリコンバレーに於けるフォードの自動運転車開発チームの人員を2017年末までに260人に拡大。
さらに現研究所に隣接する新たな建屋を増設する等により、物理的規模(15万平方フィートの追加拡大)でも大きくその布陣を倍増させる意向だ。
加えて自律走行車の開発速度をさらに加速させるため、米国内センサー技術大手の「Velodyne社」を筆頭に、画像認識技術企業「SAIPS社」、顔認識等の生体認識分野で高い技術を誇る「Nirenberg Neuroscience LLC」、高解像度3Dマッピング技術の「Civil Maps」の4つの次世代技術系拠点との連携を深めていく。
この計画について、フォード社長兼最高経営責任者(CEO)のマーク・フィールズ氏は、「これからの10年間は、自動車の自動化が大きく加速され、自動車そのものの概念が改めて再定義される時代に突入する。
これは、約100年前に自動車の大量生産を実現させた当社の組立ライン誕生に匹敵する業界変化となるだろう。
我々は、社会を大きく変革させるこの流れにいち早くキャッチアップし、新時代を牽引していく先駆者になることを目指す」と述べた。