VW日本、東京モーターショー2017にパサート ヴァリアントTDIを参考出品


VW日本では、日本国内の輸入ディーゼル車に対する高い需要に応えるため、2.0 TDI(ターボディーゼル)の国内認証を正式取得したと謳う

フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:ティル シェア)は10月11日、「パサート(Passat)」のディーゼルエンジン搭載車であるTDI(ティーディーアイ)シリーズの型式認証を取得し、日本市場への導入を決定したと発表した。

なお、日本国内への販売開始は来年初めを予定していると云う。ちなみに同社によると、近年、日本のディーゼル乗用車市場は大きく拡大しており、今年上半期では、前年同期比で2割増。

なかでもディーゼル車のバリエーションが多い輸入車に注目が集まっているとする(前年同月比で2倍以上)。

ディーゼル車が伸びている背景には、経済性(燃油代)、パワフルな走り、環境への貢献(低いCO2排出量)などへの日本の消費者の理解が広がり、今後も一定の需要が見込まれていると謳っている。

実際は今夏、フランスやイタリアなどの広く欧州地域に於いて、同社の旧ディーゼルユニットは訴訟の矢面に立たされている訳だが、今回新たに日本国内の環境規制に合致した「TDI」モデルとして、あえて追加導入することで、ディーゼル車に関心が高い日本の顧客からの消費欲求に応えていくとしている。

これを踏まえ同社では、今回のディーゼルモデルの導入決定に合わせて、ステーションワゴンの「Passat Variant TDI」を 10月28日から一般公開が始まる第45回 東京モーターショーに参考出品する。

なお今回同社が導入する2リッター、ターボディーゼル「TDI」は、排ガス後処理システムに酸化触媒、SCR(尿素式選択還元触媒)、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を採用することで、世界的にも厳しいとされる日本のポスト新長期排ガス規制に適合していると述べており、東京モーターショー開催に合わせ日本国内の消費者に向け、その魅力を強く訴求していく構えだ。