トヨタ自動車株式会社（本社：愛知県豊田市、社長：豊田章男、以下、トヨタ）の豪州法人であるトヨタ・モーター・コーポレーション・オーストラリア（Toyota Motor Corporation Australia Ltd. 本社： オーストラリアビクトリア州ポートメルボルン、ＣＥＯ：デイブ・Ｃ・ビュトナー、以下、ＴＭＣＡ）は、現行トヨタ８６をベースに独自のプランを組み立てて「トヨタ８６ＧＴシューティング・ブレーク・コンセプト」を企画した。
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その経緯は2014年後半、ＴＭＣＡが同車のクレイモデルを製作して、トヨタ本社の８６開発のチーフエンジニア、多田哲哉氏に提案。これに賛同した多田氏が、このプランのサポートを確約したことで、本格的なプロジェクトが動き出した。
そしてこれによって製作されたワンオフの同車を、ＴＭＣＡがシドニーで実施したトヨタ８６のファンイベント「Festival of 86 in Canberra」で披露したことで、このクルマの存在が明るみに出た。
車両そのものは、フロントマスクや、テールランプの形状等に既存の８６のボディ部材を踏襲しながらも、ボディ後半部を大幅にモデファイ。
新たにカーゴスペースと、ハッチバックドアを追加した他、ボディトップにパノラマルーフを搭載して、流麗なシューティング・ブレーク・スタイリングを成立させている。
残念ながら、同プロジェクトチームでは、同車の市販計画は想定していないとしながらも、完成したクルマは単なるショーカーではなく、実際にカーゴスペースを利用でき、かつ走行可能なクルマとして仕上げられている。なお搭載されているパワーユニットについての詳細は現時点では明らかにされていない。
