富士重工業の第3四半期決算は、北米市場伸張で過去最高4割増の営業利益を達成


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富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は2月4日、2015年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、連結売上高は為替変動や販売台数の増加等により、2兆4186億円(前年同期比17.4%増)、営業利益は4357億円(40.5%増)、経常利益は4340億円(50.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3378億円(77.5%増)となった。

連結損益は、諸経費等や試験研究費の増加を、為替変動や販売台数の増加、原価低減の進捗等によりカバーしたことで、売上、各利益とも第3四半期累計期間(四半期連結決算の開示を始めた2004年3月期以降の過去最高)として過去最高となった。

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販売面に於いて国内販売では、まず軽自動車事業に関しては前年を上回ったものの、登録車の新車効果が薄れたことで前年実績を下回り、同5.6%減の10万台となった。

一方、海外販売は、北米を中心にレガシィ/アウトバックが引き続き好調さを維持。同9.8%増の61万2000台と伸長した。

この結果、全世界合計の販売台数は同7.3%増の71万2000台。全世界販売台数、海外販売台数、北米販売台数、連結売上高のいずれも第3四半期累計期間として過去最高となった。

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なお通期連結業績見通しについては、前回(2015年12月24日)発表値(※)から変更していない。ちなみに上記通期連結業績見通しの前提となる為替レートは\120/US$、\133/EUROとしている。

(※)前回(2015年12月24日)公表の通期連結業績見通し
連結売上高3兆2,100億円、営業利益5,500億円、経常利益5,470億円、親会社株主に帰属する同期純利益4,140億円、想定為替レート \120/US$、\133/EURO

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