WCOTYワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、WCDOTYワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーの1車種によるダブル受賞は、同賞創立以来初
マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)は3月25日、新型「マツダ ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」がワールド・カー・アワーズ(WCA)主催の2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞したと発表した。
マツダ車が同賞を受賞するのは2008年の「デミオ(海外名:Mazda2)」以来2度目で、2006年と2014年に「3代目ロードスター」と「アクセラ(海外名:Mazda3)」が、それぞれ最終候補3車種に選出されている。
また併せて「ロードスター」は、WCAが主催する特別賞のひとつである「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」も日本車として初めて受賞した。1車種によるWCOTY、WCDOTYのダブル受賞は、同賞設立以来初の快挙である。
同賞は、2004年に世界各国の自動車ジャーナリストによって創立された自動車賞で、世界23カ国、73名の自動車ジャーナリストの投票により選ばれる。
「マツダ ロードスター」は、アウディA4セダン・アウディA4アバント、メルセデス・ベンツGLCに並び最終候補の3車種に選ばれており、ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、現地時間3月24日に最終結果が発表された。
また、優れたデザインを持つ車を表彰する特別賞WCDOTYでもジャガー XE、マツダ CX-3とともにファイナリスト3車種に選ばれていた。
マツダの毛籠 勝弘(もろ まさひろ)常務執行役員、マツダモーターオブアメリカ, Inc社長兼CEOは、受賞に際して、「マツダのブランドアイコンであるMX-5をワールド・カー・オブ・ザ・イヤーとワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーに同時に選んでいただき、非常に光栄です。
生産累計台数100万台達成が目前のタイミングでの今回の受賞は、MX-5がかつてないほど若さにあふれ、活気があり乗って楽しいすばらしいクルマだという証であり、同時にその走りと同様デザインがすばらしく、またそのデザインと同様走りもすばらしいという証明です。
マツダのデザインチームは、今までの魂動デザインに対する人々の認識を新たにするデザインを実現しました。
会社の代表として賞をいただきに参りましたが、同時に従業員、そしてセールスパートナーや純粋なオープンスポーツカーを運転して走る歓びを感じた世界中のお客様一人一人をも代表して今回の賞を頂戴いたします。私たちのクルマは広告で使っている『Driving Matters*1』を体現しています」と述べている。
また、前田 育男(まえだ いくお)執行役員、デザイン本部長は、「今回の受賞は、マツダのデザインがグローバルに高く評価された証として大変誇りに思います。
私たちは、カタチに命を与えるというデザインテーマ『魂動』のもと、そのフォルムの美しさに磨きを掛け、新世代商品をつくってきました。
今後も日本ブランドとしての誇りを高く持ち、マツダのデザインをより良いものにしていく決意です」と語った。
4代目となる新型「マツダ ロードスター」は、マツダ独自の「SKYACTIV技術」と、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した新世代商品の第6弾となるモデル。
同社によると、昨年グローバルに導入を開始した同モデルは、大幅な軽量化や人が主役のデザイン、人馬一体の運転する楽しさなどについてお顧客から一定の評価を得ているとしており、「2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー」「2016年UKカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなどこれまでに30を超える賞を受賞している。
また、今回のニューヨーク国際自動車ショーにおいて、リトラクタブルハードトップモデルの新型「マツダ ロードスター RF」を世界初公開した。
*1 マツダによると、Driving Mattersは、北米の広告で使用しているキャッチコピー。世の中にDrivingに楽しさを求めない(=Driving doesn’t matter)方が増える中で、マツダは、Drivingは大事(Matters)であり、走る歓びを通じて人生の輝きを提供する、という意志を表すと云う。