プジョー3008DKR、Dakar(ダカール)2017で2年連続総合優勝。3位までを独占


グループPSA(Groupe automobile PSA Peugeot Citroën、本社:フランス・パリ、CEO:カルロス・タバレス)傘下のプジョーブランドは、パラグアイ・ボリビア・アルゼンチンの 3 カ国で開催された2017 年ダカール・ラリーにワークス体制下で3台の新型プジョー「3008DKR」を投入し、表彰台を独占する結果で締め括った。

この結果、プジョーがこのダカール・ラリーで収めた総合優勝は 6 回となっている。

プジョー 3008DKR は、同大会で1-2-3フィニッシュを果たしたことで、ステファン・ペテランセルは通算勝利数を13に伸ばした(2 輪で 6 勝、4 輪で 7 勝)。

またコ・ドライバーのジャン・ポール・コトレはペテランセルと組んで 7 度目の優勝となった。これに僅差でセバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組が 2 位、シリル・デプレ/デビッド・キャステラ組は4輪で初表彰台となる 3 位を獲得した。

プジョー・スポール・ディレクターのブルーノ・ファマン氏は、「3 台がポディウムに上がったことは素晴らしい結果であり、プジョーと、プジョー・スポールのスタッフ全員が誇りに思っていい結果だと思います。

メカニックやクルーだけでなく、ファクトリーのスタッフに至るまでチーム全員がいい働きをし、一丸となって取り組んだことで、それが素晴らしいリザルトにつながりました」と喜びをコメントを語っている。

プジョーによる参戦した主な選手達のコメントは以下の通り。

ステファン・ペテランセル(総合優勝)
「チームメイトの強豪 3 人だけでなく、他のチームのドライバーとも厳しい戦いになりましたが、最後までフェアな戦いでした。

なかでも僅差だったセバスチャン(ローブ)との争いは、高い緊張感のなかで楽しくドライビングができたと思います。

彼は非常に速く、また上位を争う経験が豊富なので、ひと筋縄ではいきませんでした。結果プジョーにとっては最高の成績ですし、このような素晴らしいマシンに恵まれて、本当にうれしく思います」

セバスチャン・ロ-ブ(総合 2 位)
「チームにとっては、これ以上ないほどのリザルトです。我々もスタートからフィニッシュまでしっかり首位争いに加わることができました。

序盤で小さなエンジントラブルに見舞われた後は、常に攻めの姿勢で取り組みました。終盤のパンクは残念でしたが、波乱の展開となったイベントを 2 位で終えることができ、いいイベントになったと思います」

シリル・デプレ(総合 3 位)
「4 輪で初めてダカールラリーの表彰台に上がることは、自分のキャリアの新しい幕開けのような感じです。完璧な走りをしてくれた素晴らしいマシンのおかげですね。

さらに上を目指すためには、どんなタイプの道でも速くなれるよう努力を続けていかなくてはなりません。そのために、デビッド(キャステラ)と私は、どんな作業にも取り組むつもりです」

カルロス・サインツ(リタイヤ)
「プジョーの素晴らしい成果をうれしく思います。再び勝利を果たしたステファン(ペテランセル)とジャン・ポール(コトレ)のふたりにおめでとうと言いたいですね。

私も序盤はいいペースで走っていましたが、格段の進化を見せたプジョー 3008DKR のポテンシャルを活かし切ることができずにリタイアしてしまったことを、悔しく思います」

ステージ優勝:実施された 10 ステージのうち 9 ステージ
-ローブ/エレナ組:2, 5, 8, 11, 12
–  ペテランセル/コトレ組:3, 7, 10
– デプレ/キャステラ組:4

Dakar 2017 最終順位