日産自動車、新型セレナのアイドリングストップ機能で一部車両の不具合を究明中


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日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、先の8月24日に満を持して発売したレベル2の運転補助機能搭載の新型ミニバン「セレナ」の出荷を9月2日時点で一時的に停止している。

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該当車の出荷を一時的に停止している理由は、走行状態から停車した際、アイドリングストップ機能の作動に関して、エンジンを再スタートできない一部の個体を発見したことによるもの。

同車は、アイドリングストップ後のエンジンの再始動時に、発電機を利用しているが、この領域のシステムまたは回路に至る部分での不具合があるかどうかを目下、徹底究明している。

なおエンジンの再始動時に発電機を利用する該当の装備そのものは、同社の歴代の出荷車両に於いて一定の実績を有しており、車両のリリース段階に於ける問題は見られなかった。

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つまり、この不具合は販売店からの指摘を受けたことを切っ掛けに、本社内の精査で明らかになったものだ。

スタート時にエンジンが再始動する機能については、運転時の安全確保を目的に、複数の回路が複合的に関わっていることから、日産自動車では顧客の安全を踏まえて8月27日時点で出荷を直ちに停止した。

これに伴い日産本社としては各販売店側に対して、車両の登録・納車を一時中止するよう先の9月1日に要請している。

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但し、この時点で既におよそ4800台が車両登録されており、納車された車両も存在する。ちなみに同様の不具合を発生している販売済み車両は現時点では発見されていない。

日産自動車では、不具合が発生している車両について原因の特定の含め、早急に究明活動を重ねていくとしている。また現段階では、該当問題を早期に解消し9月中旬に再出荷を目指している。

このため、これを踏まえた販売店側は、車両購入申し込みの受付について引き続き、実施していく方針であると云う。