セオドールレーシングとプレマ・パワー、第3戦イモラでは2勝を獲得
マカオに本拠地を置くセオドールレーシングと、フェラーリのジュニアチームとして知られるプレマ・パワーは、イタリアンF4 選手権第3戦・イモラ(ロマーニャ州ボローニャ)で開催された3レース中、2勝を挙げた。
チームはその前戦にあたるラウンド2・アドリア(ヴェネト州ロヴィーゴ)をスキップしてイモラに臨み、同ラウンドのレース2でミック・シューマッハが首位でゴール。続くレース3では、ホアン・マニュエル・コレーアが優勝を獲得した。
予選セッションに於いてミック・シューマッハは、Q2でポールポジションを獲得。土曜日に開催されたレース1は2位でフィニッシュ。そして翌日、雨のレースとなった日曜日のレース2では、危なげない走りを見せて優勝を獲得している。
さらに続くレース3は、先のレース2のリバースグリッドからのスタートとなり、ホワン・マニュエル・コレーアがフロントローからスタートしたアドバンテージを活かして独走態勢に持ち込み、首位でゴールラインを潜った。
これにより、ホワン・マニュエル・コレーアはイタリアンF4選手権での記念すべき初優勝を手中に収めると同時に、ルーキートロフィーでもトップポジションに浮上した。
一方、ミック・シューマッハは、当初、集団のなかで堅実な走りを見せて6位でフィニッシュ。持ち前のステディさを武器に、選手権ランキング2位で自己ポイントを上積みした。
対してユーリ・ビップスは、レース1でチームメイトのファン・マニュエル・コレーアと接触。続くウェット路面となったレース3では、車両にダメージを受けてリタイアとなっている。
ミック・シューマッハ・ Car No.5
今週末は、天候やマシンコンディションなど様々な要素が絡み合った内容で、実際のレースでもセーフティーカーが頻繁に登場したけれど、大きなアクシデントを受けなかったのが幸いだった。
レース1は2位、レース2は優勝して順調だったのに、続くレース3はボディウムに乗れなかったのが残念だった。次のラウンドでは、この悔しさを晴らしたいね。
ユーリ・ビップス・ Car No.44
今週末は様々なアクシデントが起こって散々だった。自身のコンディションは悪くなかったし、マシンセッティングでも感触は良くて、もっとうまく行くと思っていたけれど、結果は思ったような展開にはならなかった。気持ちを切り替えて、次ラウンドに臨みたい。
ホアン・マニュエル・コレーア・ Car No.68
レース3で優勝できて本当に良かった。このウイークエンドは悲惨な事が続いていたんだ。けれど最後にこんなプレゼントがあるなら、全然OKだよ。
これからこの週末に起こった事を色々と分析しながら、次のレースに向けてミスを出さないように確認していくよ。
F4 CHAMPIONSHIP STANDINGS
順位#_ドライバー/獲得ポイント
1 # 18 _SIEBERT MARCOS /148
2 # 5 _SCHUMACHER MICK /108
3 # 41 _GUZMAN RAUL /101
4 # 25 _BAIZ MAURICIO /85
5 # 16 _VAN UITERT JOB /75.5
6 # 97 _VIEIRA JOAO /58
7 # 22 _YIFEI YE /55
8 # 3 _CUNATI SIMONE /53
9 # 99 _SHLOM YAN LEON /40.5
10 # 68 _CORREA JUAN MANUEL /35.5