ちなみに今季のスーパーフォーミュラにも、世界トップレベルのドライバーが数多く参戦する。なかでも、注目なのがTDPからステップアップを果たし、昨年までF1に参戦していた小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)の12年ぶりの国内レース参戦だ。
事前テストでも速さを示した小林が、TDPでの同世代ドライバーである中嶋一貴や、チャンピオン経験者のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)らとどのようなバトルを見せてくれるか、ファンの期待も高く、多くの観客を集めての開幕戦となった。
フランスのル・マンで、4月19日に開催された世界耐久選手権第1戦「第38回ル・マン24時間耐久レース」において、「スズキGSX-R1000」に乗ったヴァンサン・フィリップ、アンソニー・デラール、エティエンヌ・マッソンが属するスズキフランスのチーム「SERT(Suzuki Endurance Racing Team)」が833周して優勝した。
優勝:SERTマシン:スズキ GSX-R1000
(Vincent Philippe, Anthony Delhalle, Etienne Masson)・833周
2位:SRC KAWASAKI826周
3位:TEAM BOLLIGER SWITZERLAND・821周
4位:JUNIOR TEAM LE MANS SUD SUZUKI
(Baptiste Guittet, Gregg Black, Roman Maitre)・821周
5位:GMT94 YAMAHA・819周
具体的には、ワンメイクレースの「GAZOO Racing 86/BRZ Race」における高パフォーマンスで定評を得た「DIREZZA ZII★α02」を下敷きに、路面への荷重変化に対応させる非対称トレッドの設計思想をさらに推し進めることで、ドライ時の絶対性能を押し上げた。また同モデルは、それに加えて高速域の操縦安定性向上にも貢献する仕様だという。
サイドウォール部には、ダンロップの最新テクノロジーが投下されたタイヤであることを視覚面で訴求する「β02」のロゴがあしらわれており、クローズドサーキットを愉しむスポーツドライバーの他、前出のDIREZZA ZII★α02と同じく、GAZOO Racing 86/BRZ Raceのプロフェッショナルシリーズや、全日本ラリー選手権等におけるレギュレーション、RPN車両でも使用可能である。
1978年に現コースレイアウトとなったシルキュイ・ド・スパ=フランコルシャン(Circuit de Spa-Francorchamps)ことスパ・フランコルシャンサーキットは、高低差104mとアップダウンが大きいこと、また山間部のサーキットであることから、同一コース上でも天候がめまぐるしく変化するなど、ドライバーにとっては難易度が高い。
2015年D1 GRAND PRIX SERIES 鈴鹿以降の開催スケジュール
(シリーズ戦並びにEX・エキシビション)
・第3戦:6月27日(土)~28日(日)筑波サーキット(茨城県)
・第4戦&EX:7月31日(金)~8月2日(日)エビスサーキット/南コース(福島県)
・第5戦&EX:9月4日(金)~6日(日)舞洲特設コース(大阪府)
・第6戦&EX:10月23日(金)~25日(日)お台場特設コース(東京都)
・海外エキシビション(D1 PRIM RING GP):9月18日(金)~20日(日)プリムリングサーキット(ロシア)
※海外エキシビションでは6台~10台が選抜される予定。
2015 SUZUKA DRIFT 開催概要
日時:5月16日(土)17日(日)2015 SUZUKA DRIFT D1 GRAND PRIX SERIES Rd.2
開場予定:8:00 開演予定:9:00
会場:鈴鹿サーキット・東コース(三重県鈴鹿市稲生町7992)