ブリヂストン、世界の運輸事業効率化に貢献するデジタルソリューションツール「BASys」を刷新


株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO 兼 取締役会長:津谷正明、以降、ブリヂストン)は、トラック・バス用リトレッドタイヤ(環境優位性の見地に立ち使用済みタイヤのトレッド部に新ゴム層を加硫・圧着した再使用製品)に関するデジタルソリューションツール「BASys(ベイシス)」を刷新した。

※上記はリトレッドタイヤ用デジタルソリューションツール「BASys」の解説動画

これに伴い昨年の欧州に続いて、2017年4月からは南米をはじめとしたグローバルでの展開を開始した。

「BASys」は、使用済のタイヤをリトレッド専用の工場で預かり、検査・修理・加工を経て、再度顧客企業等へ還流させるための製造・品質・在庫情報の総合管理するツールである。

各プロセス別にリアルタイムに情報を把握し、分析を重ねることで、生産の効率化や品質向上を実現できる。

また、蓄積されたデータを分析する事で、より高い精度で、顧客企業等の使用条件に応じた最適なタイヤを推奨することが可能となる。そしてこれら「BASys」を通じた品質・サービスの向上により、安全運行とトータルタイヤコストの最小化に貢献していく。

さらに将来的には、「BASys」に蓄積されたビッグデータとブリヂストン独自の技術を組み合わせ、新品およびリトレッドタイヤの開発に活用して、顧客ニーズに合うさらなる高品質タイヤの提供を目指していく。

こうした事の進化を目指して同社は2017年1月に、デジタルソリューションツールの開発を加速させるための専門組織「デジタルソリューションセンター」を新設。

今後も、ICTや最先端技術の積極的な活用により、新たな価値を創出するビジネスモデルの開発と全社バリューチェーンを通じたイノベーションを推進していく構えだ。