フィアット・グランデ・パンダが2025年度「レッド・ドット賞」

フィアット グランデ パンダは7月11日、その独特な内外装デザインが評価され、権威あるレッド ドット賞 2025 の「プロダクト デザイン」部門を受賞した。

このレッド・ドット・デザイン賞は、1955年に遡る長い歴史を誇るもの。優れたデザインのベンチマークとして世界的に認められているレッド・ドット・デザイン賞は、プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3つの主要分野における優れた成果を表彰。

毎年、国際的な専門家で構成される審査員団が、独創性、美的品質、使いやすさ、環境への影響といった基準に基づいて応募作品を審査している。

今回、独創性、持続可能性、イタリア車ならではのセンスを訴求するグランデパンダは、PXL LED ライト、リサイクルされた内装、独自の BAMBOX Bamboo Fiber Tex® ダッシュボードなど、幾つかの訴求ポイントを持ち合わせており、そんなグランデ・パンダは、アイコニックな内外装デザインが評価され、レッド・ドット・デザイン賞の「プロダクトデザイン」部門賞を獲得した。

国際的な43名の著名なデザイン専門家と学者からなる国際的な審査員によって選出される同賞は、昨日、ドイツ・エッセンで開催されたデザイナーズナイトで授与された。

この栄誉に浴したフィアットCEO兼ステランティス・グローバルCMOのオリヴィエ・フランソワ氏は、「グランデパンダの目標は、シンプルさ、創意工夫、そしてスタイルを融合させることでした。

フィアットのDNAの進化を体現するこのクルマがレッドドット賞を受賞したことは、大きな誇りです。この名誉ある賞は、責任あるモビリティが今もなお人々の心を揺さぶることができることを示していると考えています。

グランデパンダは、フィアットが数十年にわたり独占してきたカテゴリーであるBセグメントへの大胆な復帰を象徴するモデルです。

1980年代を象徴するパンダにインスピレーションを受け、トリノのチェントロ・スティーレでデザインされたこの最新モデルは、伝統と革新が融合しています。

際立った特徴のひとつは、ピクセル風の要素を備えたPXL LEDライティングです。これは、レトロなビデオゲームを想起させ、リンゴットのキューブ型の窓と呼応する、アッパーグリルからヘッドライトまで広がります。

更に自動車業界で初めて、飲料用カートンをリサイクルしたアルミニウムとプラスチックが、内装の青いプラスチックに統合されました。

これは、車両1台あたりカートン140個分に相当します。フィアットは、グランデパンダラプリマのダッシュボードに使用されている持続可能な竹ベースの生地、 BAMBOX Bamboo Fiber Tex®で新境地を開き、スタイルと責任の融合に向けたもう1つのステップとなっています」と受賞の意義と価値を説明した。

加えてフィアットデザイン責任者を務めるフランソワ・ルボワンヌ氏は、「グランデパンダで目指したのは、愛されてきた象徴を現代的な視点で再解釈し、イタリアの創造性の象徴であるエモーショナルなデザインと機能性を融合させることでした。

私たちは、単なる車ではなく、フィアットが創意工夫とスタイルで新たなモビリティニーズにどのように応えられるかを象徴するものを創りたかったのです。

真のイタリアンスピリットは、楽しさは機能の後に来るということです。私たちのデザインは、美しさだけでなく、独創的でエモーショナルなソリューションを通して喜びをもたらします。

レッドドット賞の受賞は、このプロジェクトを支えたチーム全体にとって特別な評価であり、イタリアンデザインの真髄を称えるものです」と語っている。