国土交通省・道路局では、昨年12月より、観光立国や地方創生の実現 に向けて、交差点名標識(交差点において、地点名を表示する標識)に観光地の名称を表示する標識の改善の取組を推進している。これを踏まえ6月10日、新たに改善に取り組む対象箇所案がまとまった。
取組のポイント
(1)新たに改善に取り組む対象箇所案(計31箇所)に於いて、身近な観光地の名称を、交差点名標識に表示する改善を行う。
(2)対象箇所や表示する観光地の名称は、地域の意向を取り入れ、 観光関係者、都道府県公安委員会と連携しつつ、道路標識適正化委員会(※1)で決定する。(※1)各都道府県に設置され、関係する道路管理者が参画し、標識等の表示内容等を検討する委員会。
(3)今後も、引き続き、地域の意向を反映しつつ、対象箇所を増や していく。
また、道路利用者や観光関係者への参照を促すため、以下のウェブサイトに於いて、改善済みの対象箇所の広報をしていく。
交差点名標識改善ウェブサイト
http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/kosaten.htm
新たに改善に取り組む対象箇所案
下記表の対象箇所案に対して、各地方整備局等において改善に取り組む(ただし「30」は本年3月に改善済み)
対象箇所・改善方法・改善イメージ
直轄国道等に於いて、観光地等に隣接する又は観光地等へのアクセス道路 の入口となる交差点の交差点名標識を対象とする。
名称を表示する観光地等は、著名な観光地、名所・旧跡、文化施設とし、かつ、標識によるその名称の表示が道路標識適正化委員会(※2)で認められるものとする。(※2)各都道府県に設置され、関係する道路管理者が参画し、標識等の表示内容等を検討する委員会
改善イメージ
いにしえの鳥取城の姿を明らかにする「大手筋の復元・整備・保全」等を 進める鳥取市と連携し、「鳥取城跡」に隣接する交差点の交差点名標識を、本年3月18日に「鳥取城跡」の表示に変更した。
先行して改善に取り組む対象箇所の改善状況