ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:柳弘之、以下、ヤマハ発動機)は3月19日、MotoGPライダーでスター選手のV・ロッシとの 2 年契約更新を発表した。
これにより2017年と2018年も引き続き、Movistar Yamaha MotoGP の一員として MotoGP 世界選手権に参戦することが決定した。
ロッシは、ヤマハで活躍した後の2011〜2012年の2年間ドゥカティのライダーを務めていたが、2013年にヤマハに復帰。
以来、走るレジェンドライダーとして活躍しており、その結果として、今回の契約更新が実現した。
「YZR-M1」との特別な結びつきは 2004 年にスタートしている。
ヤマハでの初レースとなった南アフリカ GP、ウェルコム・サーキットで鮮やかな優勝を飾り、以来、“ザ・ドクター”と「YZR-M1」のコンビは圧倒的な強さを維持しながら 10 年間で 4 タイトル、53 勝を成し遂げた。
昨シーズンは、優勝 4 回を含め 15 回の表彰台。ヤマハはロッシとのパートナーシップに信頼をおき、2016 シーズンと、その先の 2 年間も、ともにチャンピオン獲得を目指してゆく。
この契約更新について、ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクターのリン・ジャービス氏は、「バレンティーノとの契約更新は、世界中のヤマハファンと MotoGP ファンにとって非常にうれしいニュースになると確信している。
新しいシーズンを迎えるにあたって、これ以上の素晴らしい選択肢はないだろう。
そもそもバレンティーノからは、大好きなモータースポーツとヤマハ・ブランドへの傾倒の表明がある。
一方、ヤマハからは、4 つのタイトルをもたらし、常にこのスポーツに情熱を持ち続け、2 年連続でランキング 2 位を獲得したことからもわかるように、依然として非常に高い競争力を維持しているライダーヘの正しい評価の確認があった。
2013 年のヤマハへの復帰は“人生の決断”であったが、このたびの契約更新は、バレンティーノが本当に、そのレーシングライダーとしてのキャリアをヤマハで終える決意である。
しかしその前に、ヤマハファンはあと 3 年間、10 度目のタイトル獲得を目指す“ザ・ドクター”の挑戦を見続けることができるのだ」と語っている。
対してV・ロッシ選手は、「ヤマハとの契約を更新し、さらに 2 年間、ともに MotoGP で戦うことができるようになり非常に喜んでいる。
戦う能力が残っている限り、そして同時に、それを楽しむことができる限り、少しでも長くこのモータースポーツにかかわっていくことが僕の目標だからね。
だから今回の契約にもとても満足しているんだ。2013 年にヤマハに復帰して以来、故郷に戻ってきたような気持ちを持ち続けてきた。
そしてそれが成績にもつながったと思っている。Movistar Yamaha MotoGPのみんなとともに働くことに喜びを感じ、彼らの変わらない暖かいサポートに心から感謝している。
今シーズンも、そしてその次の2 年間もベスト・リザルトを目指して YZR-M1 に乗り続けていきたい。
また、いつも、どんなときでも僕を支え、レースをより素晴らしいものにしてくれるファンのみんなにも大きな声で“ありがとう”を!僕ら全員がこれからも MotoGP をエンジョイできるように、一戦、一戦プッシュし続けるよ」とコメントした。