フォルクスワーゲン、日本政府の自動運転実証実験プログラムに参加


フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:ティル シェア、略称:VGJ)は、フォルクスワーゲン グループ東京技術代表オフィス(VTT)を通じて、日本政府が推進する自動運転開発プログラム「戦略的イノベーション創造プログラム・自動走行システム(SIP‐adus)/大規模実証実験」に参加する。

このVTT は、日本市場に於いてフォルクスワーゲン グループの技術開発・情報収集活動を行っており、その一環として、SIP-adus の下で行われるダイナミックマップ及び HMI の実証実験に参加する。

具体的には、今年秋から 2019 年にかけて、地図情報や人とクルマのコミュニケーションについて、実証実験を行い自動運転につながる運転支援技術の開発につなげる狙いだ。

自動運転実証実験プログラム(SIP-adus)フォルクスワーゲン車両

フォルクスワーゲンでは、「これまでも先進技術を現在のモデルにおいていち早く実現し、より多くのお客様に提供するという民主化を進めてきました。

日本は、自動運転技術開発において先進的な市場の一つであり、今回の実証実験を通じて日本における自動運転の技術開発を学びつつ、今後求められるグローバル協調にも貢献していきます。

日本市場に於けるフォルクスワーゲン乗用車ブランドは、現在、自動運転レベル2となる渋滞時追従支援システム Traffic Assist (Lane Assistことレーンキープアシストシステムと、ACCことアダプティブクルーズコントロールを組み合わせたシステム)を 7 モデル31グレードに搭載しており、今後も増やしていく計画です。

今後はPeople’s Carブランドとして先進技術をより多くのお客様に提供していきます」と述べている。

VTTは、フォルクスワーゲン グループ東京技術代表オフィス
フォルクスワーゲングループの東京における技術代表オフィスとしての役割を担っている。具体的にはリサーチ、車両/生産技術、車両実験、グローバル調達、認証を主な業務としている。

戦略的イノベーション創造プログラム・自動走行システム(SIP‐adus)ことSIP とは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が省庁の枠を超えて科学技術イノベーションを推進する国家プロジェクト。

adus とは、SIP の下で、安全性や運転支援技術の高度化、およびユニバーサルな移動手段としての自動走行システムの実現を目指し活動するプログラムである。