自動車部品サプライヤーの仏・ヴァレオ(本社:フランス・パリ、CEO:ジャック・アシェンブロワ /Jacques Aschenbroich)は11月10日、機械学習プラットフォームなどビッグデータ方式の自動車向けソリューションを開発しているCloudMadeの50%の株式を取得した。
同社によるとこの狙いは、ドライバーと同乗者の快適性と安全性をさらに高め、個別に対応できるようにすることにあると云う。
CloudMadeは、機械学習と人工知能の分野で先駆的なスタートアップであり、自動車産業向けアプリケーションの設計に注力している。
この取り組みがヴァレオの投資により、開発を完全に遂行するのに必要とされる財務・技術的なリソースを確保することにつながるのだと云う。
ヴァレオが持つ運転支援分野(センサー、カメラ、レーザースキャナー)や、接続性、ヒューマン・マシン・インターフェースなどの各種アプリケーションの開発や空調のソリューションに求められる専門知識と、CloudMadeのビッグデータ処理コマンドや人工知能。
これに予測エンジンを組み合わせることにより、CloudMadeは一人ひとりのドライバーに適した運転支援機能を継続的に提供するソリューションを自動車メーカーに提供出来るようになるとしている。
これを通して自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーであり、CO2 排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する製品とシステムを提供する構えだ。