米国時間の4月20日、米・テスラ社(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、会長兼CEO:イーロン・マスク、以下、テスラ)は、自社生産車両に搭載しているパーキングブレーキ機能の不具合で、同社の旗艦車両のセダン「モデルS」と、同じくSUV車の「モデルX」の自主的なリコールを実施すると発表した。
なお上記の通りで今リコール(部品回収・無償修理)は、生産者が行政に対して報告を行い、義務として行うリコールではなく、あくまでも同社の自主的なリコールとなる。
具体的な対象車両は、全世界へ出荷した対象車のうち、2016年2月から10月までの期間に生産・出荷された計5万3千台が対象となる。
不具合の内容は、対象部品の耐久性が不十分な可能性があるとのことで(対象可能性5%以下)、可能性としては、電動パーキングブレーキが解除できなくなる恐れがあると同社では述べている。
ちなみに同社によると現段階で、事故発生等の事実が確認されておらず、車両使用上の不具合は報告されていない。