トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治)は6月23日、同社の旗艦車「センチュリー」を一部改良して発売した。
改良が施された車種は、先の2023年9月に新たな価値の提案として追加された後席スペースを大幅に拡大したモデル。既存から受け継がれたセダンタイプと対比して、一般的にはSUVタイプと呼ばれるV型6気筒3.5リッターエンジンを採用するPHEV車両になる。
今回の一部改良では、3段階調光機能付プライバシーガラスの採用が主たる改良となっており、価格は2700万円。
この3段階調光機能付プライバシーガラスとは、リヤドアガラス、リヤクォーターガラスに採用さいれたプライバシー機能を高めるもの。
より具体的には、プライバー機能を高めたい時、スイッチをONにすると、透明な2枚の合わせガラスに挟まれた特殊なフィルムが作用。透明・半透明・調光の3段階機能でガラスの色がホワイト調へと変化する。
これにより外からの視線を遮りながら、柔らかな外光を取り入れた和室のような落ち着いた雰囲気を演出するというもの。
多くの同タイプの機能には、外界を遮るべく室内空間からの見立ても黒基調へと変調するガラスが圧倒的だが、トヨタとしては室内を白基調への変化させることで和テイストの障子のイメージを演出したところが新しいところ。
なおガラス面の色調変化は、リア関の左右どちらからでも操作することができる仕様としている。