ステランティスのフィローサCEO、就任初日に新経営陣を発表

ステランティス.N.Vの最高経営責任者に就任したアントニオ・フィローサ氏は6月23日(アムステルダム発)、各国のステランティス構成チームから豊富な業界専門知識を活用する新チーム「ステランティス・リーダーシップ・チーム (SLT) 」を即時発足させると発表した。

アントニオ・フィローサCEOは、「各国地域毎に大きな影響力を持つグローバル企業ステランティスを率いることは大変光栄なことて゜あり、かつ身の引き締まる想いです。

ステランティスは、優秀な人材、象徴的なブランド、そして何百万人ものお客様という、他に類を見ない強みを持っています。

当社へのお客様からのご支持、素晴らしい製品、そして独自のストーリーは、私たちに新たな成果をもたらす原動力と可能性を与えてくれます。

今回、2025年2月に発表された組織変更に基づく同人事は、ステランティスの幅広い人材構成と奥深さを際立たせるものとなっています。

それは我々が蓄積してきた知見が、他社では類を見ないものであること。個々に地域に近い根ざした上で、地に足の付いた製品づくりに係る意思決定を行う独自性を重視していること。

それらが世界中のお客様のニーズとご要望に応え、期待を上回る成果を上げ続けています。本日発表する新生チームは、そんな我々が持つ世界最高峰の知見をひとつに結集したものです。

社内から集まったリーダーたちは、人材第一のマインドセット、ブランド育成に係る姿勢、お客様に応える製品づくり、自動車ビジネスに係る専門知識を持ち合わせ、それが事業で必要な成功の資質と起業家精神をもたらしてくれるでしょう。

私たちは皆、これまで歩んできた歴史に大きな誇りを持ち、ディーラー、サプライヤー、パートナー、そして地域社会と緊密に協力しながら、共に未来を築くという揺るぎない決意を共有していきます。

今後はチームの才能と情熱を纏め上げて、ステランティスを次の時代の勝者へと導いていきましょう」と述べた。

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本日発表されたステランティス・リーダーシップ・チーム は以下の通り

CEOのアントニオ・フィローサ氏は、北米およびアメリカブランドの責任者としての役割を維持する。

CFOのダグ・オスターマン氏が、合併、買収、合弁事業を担う。

ジャン=フィリップ・インパラート氏は引き続き拡大ヨーロッパおよびヨーロッパブランドの責任者を務め、マセラティもこれに含まれる。

エマヌエーレ カペラーノ氏は南米の責任者としてSLTに加わり、同社の商用車事業部門であるステランティス プロ ワンの責任者とる。

フィリップ・デ・ロビラ氏がのRest of Worldの責任者に任命され、引き続きステランティス・ファイナンシャル・サービスの責任者を担う。

ダヴィデ・メレ氏がSLTに加わり、製品計画を指揮する。

ネッド・キュリック氏は引き続き製品開発とテクノロジーのリーダーを務める。

今月初めに品質部門の責任者に任命されたセバスチャン・ジャケ氏がSLTに加わりる。

モニカ・ジェノヴェーゼ氏を購買部門の責任者に任命する。

スコット・ティール氏は、新設されたサプライ チェーンの責任者としてSLTに加わり、これまで計画と製造に分かれていた活動を統合させていく。

アルノー・デブフ氏は引き続き製造部門を率いる。

ザビエル・シェロー氏は引き続き人事と持続可能性を指揮する。

クララ・インゲン・ハウシュ氏が、SLTのコーポレートアフェアーズ&コミュニケーションズ部門の責任者として入した。

ステランティスのリーダーシップ チームに加えて次の 4 人の幹部もCEOにレポートする。

ラルフ・ジルズ氏がデザイン責任者に就任。
オリヴィエ・フランソワ氏がマーケティング責任者に就任。
アリソン・ジョーンズ氏は部品・サービス部門と循環型経済部門を率いる。
ジョルジョ・フォッサティ氏が法務顧問に就任。
リチャード・パーマー氏は引き続き当社の戦略顧問を務める。

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最後にアントニオ・フィローサCEOは、「ステランティスの歴史が新たな章へと進むにあたり、長年に亘り貢献してくれたマキシム・ピカ氏とベアトリス・フーシェ氏に、この場をお借りして心から感謝申し上げます。また合わせて皆様の今後のご活躍をお祈り申し上げます」と結んでいる。

 

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