東洋ゴム工業株式会社 (本社:大阪市、社長:清水隆史) は12月11日、役員の異動及び人事異動並びに組織改正を行った。注目は、京セラ出身の駒口克己会長が1月1日付で代表権のある会長に就くこと。
さらに今年11月に社長を退いた後、特別顧問としてデータかいざん問題の処理に取り組んでいた山本卓司前社長は、免震装置ゴム等のデータかいざん問題の責任を取り、来る2016年1月1日付で退任する。
加えて、トーヨータイヤアメリカ社長の水谷友重氏は、トーヨータイヤアメリカ並びにニットータイヤアメリカの会長に就任。後任のトーヨータイヤ社長には、ロイ・ブロムフィールド氏が就任する。
なお組織改正では、日本、北米、中国、アジアオセアニア、欧州、ニットーの6つのビジネスユニットを発展的解消。
国内は新設のRE営業本部、海外はタイヤ海外営業企画部に事業の中核を集約する。同社は未来に向け、免震・防振ゴムの問題解決と企業再生の基盤構築に向け、さらなるガバナンス強化を図り、経営の機動性を高めていく構え。