東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:北沢利文、以下東京海上日動)は、シェアリングエコノミーが普及しつつある昨今の社会環境の変化を捉え、業界として初めて、「シェアリングエコノミーに対応した自動車保険」を開発し、販売を開始する。
昨今、消費市場ではシェアリングエコノミーが個人や社会に対して新たな価値を提供し、経済の活性化・生活の利便性向上に資することが期待されてきている。
また、シェアリングエコノミーを活用することで、遊休資産の有効利用・社会課題解決も期待されており、国内シェアリングエコノミーの市場規模も拡大傾向にある。
但しシェアリングエコノミーにより提供されるサービスは様々で、例えば、個人が所有する駐車場を貸し出すサービス等、自動車の利用を前提としたサービスが提供され始めている。
こうした状況を踏まえた上で、同社は「シェアリングエコノミーに対応した自動車保険」を新たに開発した。
一般にこの種のシェアリングエコノミーの商取引に於いては、マッチングにより結び付けられたサービス利用者またはサービス提供者(以下、利用者等)が、自動車を使用することで生じた事故による損害は、一般的に利用者等が加入している自動車保険で補償される。
しかし状況により当該自動車保険では十分な補償が提供されない可能性がある。
このような場合に、あらかじめマッチングビジネス事業者が契約者となり加入した「シェアリングエコノミーに対応した自動車保険」により不足する補償を提供することで、円滑な被害者救済を実現する新商品を開発した。
なおこの商品は、TAP(一般自動車保険)に「マッチングビジネス事業者向け自動車保険特約」を付帯して提供する。販売開始時期は2017年12月27日からとなる。