タイ・ホンダ、設立50周年記念式典を開催


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本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)のタイ現地法人であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(以下、タイホンダ)は、現地時間2016年3月8日に、1965年の設立から50年を迎えたことを記念し、式典を開催した。

記念式典には、タイのアティト・ウティカロー工業省事務次官をはじめとする政府関係者およびお取引先様が出席した。

ホンダ本社からは代表取締役 副社長執行役員 岩村哲夫、アジア・大洋州本部長の安部典明、タイホンダ社長 幸田好則などが出席した。

タイホンダは、Hondaのタイにおける初の生産拠点として、1967年にタイ市場向けの二輪車の生産を開始した。

2010年には、250ccエンジンを搭載した中型モデルの生産を開始、2011年にはグローバルモデルの中大型バイクの生産に特化したラインを新設。

さらに、2014年よりCBR650シリーズなど大型モデルの生産も開始し、現在さまざまな二輪車製品をASEAN諸国、オーストラリア、日本、欧州、北米地域へ輸出している。

また、タイホンダは1987年に汎用製品の生産も開始した。汎用エンジン、水ポンプ、芝刈機など幅広い製品を生産するなか、2011年には汎用工場を新たに建設し、開発機能と生産機能を統合することで、より効果的・効率的な事業運営を実現している。

タイホンダで生産された汎用製品は、現在ASEAN諸国、インドのほか、メキシコ、ラテンアメリカ諸国へも届けられている。

ホンダは、2015年にグローバルで、約1,700万台の二輪車と約600万台の汎用製品を生産した。

その中でのタイホンダ製品の割合は二輪車で約10%、汎用製品で約40%を占めており、タイホンダはホンダを代表するグローバルでの二輪車および汎用製品の生産拠点となっている。

タイホンダは2014年には、二輪車・汎用製品生産累計5,000万台を達成。現在ではその2製品の累計生産は5,570万台(二輪車2,690万台、汎用製品2,880万台)にのぼっている。

同記念式典で、ホンダ代表取締役 副社長執行役員 岩村哲夫氏は、「50年にわたり、タイホンダのアソシエイツは、生産する製品の価値の向上に努めてきました。

タイホンダで生産する製品が、タイおよび世界中のお客様に受け入れられていることを大変うれしく思います。

タイホンダが、今後も製品に新しい価値を創造することにチャレンジし、世界中のHonda製品をお使いいただいているお客様に喜びを提供し続けることを期待します」と述べた。

またホンダ執行役員 アジア・大洋州本部長 安部典明氏は、「タイホンダのグローバルにおけるプレゼンスは大変重要なものとなっており今日、全世界80ヵ国以上のお客様に、タイホンダで生産した製品をお使いいただいております。

タイホンダから世界のお客様の期待を超えるような製品を生産し続けることを目指します」と語った。

なお同記念式典を開催したタイホンダでは、「社会から存在を期待される企業であり続けるべく、今後も世界中のお客様の喜びのためにチャレンジを続けていきます」と述べている。

タイホンダ50周年記念式典

タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド
(Thai Honda Manufacturing Co., Ltd.) 概要
設立:1965年7月
所在地:タイ王国 バンコク
代表:社長 幸田 好則(こうだ よしのり)
資本金:1億5,000万バーツ
出資比率:Hondaグループ 83%等
事業内容:二輪車、汎用製品および部品の製造
生産開始:二輪車:1967年5月、汎用製品:1987年2月
生産能力:二輪完成車:170万台/年、汎用完成機:300万台/年
従業員数:約8,200名
生産モデル:二輪車: PCX、CBR250、CBR300、CBR500、CBR650、MSX、Wave(110、125)、
Scoopy i、Click125ほか。汎用製品 : GXエンジンシリーズ、刈払機、背負式噴霧機、水ポンプ