スズキ、2016年3月期第2四半期決算を発表


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増収増益・各利益過去最高、中間配当5円増配

スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)は11月4日、2015年度の上期連結決算を発表した。

1.第2四半期決算の業績概況
同社の第2四半期の連結売上高は、1兆5,555億円となり、前年同期に比べ1,248億円(8.7%)増加した。

このうち国内売上高は、軽自動車税増税の影響やOEM売上の減少により5,000億円と前年同期に比べ207億円(4.0%)減少した。

一方海外売上高は、インドでの四輪車の売上増加等により1兆555億円と前年同期に比べ1,455億円(16.0%)増加。

連結利益の面では、営業利益はインドでの増益等により1,011億円と前年同期に比べ106億円(11.7%)の増加、経常利益は1,121億円と前年同期に比べ149億円(15.3%)の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益の発生などにより791億円と前年同期に比べ252億円(46.5%)の増加となりました。

なお、中間配当金につきましては1株につき前回予想より5円増配し、15円(前年中間配当10円)とさせていただきます。

2.各セグメントの状況
四輪車事業については、国内売上高は軽乗用車「ワゴンR」、「スペーシア」、軽商用車「キャリイ」等の燃費改善、小型乗用車「ソリオ」、「ソリオ バンディット」のフルモデルチェンジなど商品力を強化し拡販に努めてきたものの、軽自動車税増税の影響やOEM売上の減少により、前年同期を下回った。

対して海外売上高は、インドやパキスタンでの増加等により前年同期を上回った。

この結果、四輪車事業の売上高は1兆3,959億円と、前年同期に比べ1,197億円(9.4%)増加した。営業利益はインドでの増益等により945億円と前年同期に比べ87億円(10.1%)増加した。

二輪車事業について、売上高では欧州やインドでは増加したものの、インドネシアでの減少等により1,233億円と前年同期並みとなった。営業利益は、前年同期の営業損失2億円から営業損失12億円となっている。

特機等事業の売上高は、米国での船外機の売上増加等により363億円と、前年同期に比べ53億円(17.3%)増加した。

営業利益は、78億円と前年同期に比べ29億円(58.5%)増加。
所在地別の営業利益については、日本は研究開発費、減価償却費の増加等により前年同期に比べ168億円(27.9%)減少したが、アジアがインド、パキスタンでの四輪車の売上増加等により550億円と前年同期に比べ277億円(101.1%)増加した。

3.連結業績予想
連結業績予想につきましては、当第2四半期の実績を反映するとともに、販売台数等を見直しし、以下の通り修正される見込み。同社は「グループ一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、連結業績予想以上を達成すべく事業活動を展開してまいります」と述べている。

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平成28年3月期第2四半期決算短信
http://www.suzuki.co.jp/ir/library/financialaffairs/index.html#h28