プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:クリストフ・プレヴォ)が配するDS Automobiles、「NEW DS 3」「NEW DS 4」に1月10日、「PERFORMANCE Line(DSパフォーマンスライン)」が追加され、全国のシトロエン・DS ディーラーネットワークより初回の販売数量限定でリリースが開始された。
昨年2016年10月に発表・発売された「DS 3 PERFORMANCE(パフォーマンス)」は、電動フォーミュラレーシングカテゴリである「FORMULA E」参加するDSブランドの名を冠し、208馬力のパワートレイン/6 速MT/トルセンLSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル)をはじめ、専用チューニングとデザインを与えられていた。
これに対して、今回リリースされた「PERFORMANCE Line(パフォーマンスライン)」は、先のグランツーリスモとしてのスピリットとエレガンスさを引き継ぎながらも、効率の良いエンジンと扱い易いオートマチックトランスミッションをパッケージにし
たもの。
DSのデザインディレクターであるティエリー・メトロ氏が、「DSブランド独自のエレガンスを持たせながらも、グランツーリスモのようなダイナミズムを『PERFORMANCE Line』のデザインに加えた」と云うように、ボディカラーはシックなダークグレー系に抑えつつ、光沢のあるブラックバイトーンルーフと、ブラックドアミラーに3色のアクセントを与えた。
そしてボンネットと両サイドのドアには、同系色を使用した専用エンブレムをあしらい、スポーティー感とダイナミック性を強調するため、新しい大径のブリリアントブラックホイールが装着されている。
加えてフロントマスクには、キセノンライトとLEDランプの組み合わせにより、ダイヤモンドのような光を放つヘッドライト「DS LED VISION」が組み込まれた。
ちなみに「PERFORMANCE Line」を表す先の3色のアクセントラインには意味があり、カーミン(紅色)はグランツーリスモの情熱、ゴールドは勝利、白は純粋を表しているのだとティエリー・メトロ氏は語っている。
なお「PERFORMANCE Line」は、そうしたエクステリアだけに留まらず、インテリアデザインでもエレガンスにこだわった。
ドアを開けた際にまず目に入るのは、ステアリング、インストルメントパネルバイザー、シフトレバーブーツ、サイドブレーキレバー、ドアアームレスト、フロアマットの各所へ施された赤とゴールドの専用ステッチ。
シート表皮の素材にはダイナミカ(スエード調)、ファブリック、テップレザー(人工皮革)のコンビネーションを採用し、レッドステッチでまとめられている。加えてフロントシートは、ホールド感の高いスポーツタイプとし、「PERFORMANCE Line」の刺繍が入る。
動力系でDS3/DS4共に「PERFORMANCE Line」には個々に二種のエンジンとオートマチックトランスミッションが搭載された。
なかでも「DS3 PERFORMANCE Line」には2年連続で、ENGINE OF THE YEAR(1ℓ~1,2ℓのカテゴリ)を獲得した110馬力1.2L PureTechターボエンジンを搭載。
「DS4 PERFORMANCE Line」には、2.0L BlueHDiクリーンターボディーゼルが搭載された。
安全面で「DS3」にはアクティブシティブレーキ(時速30km/hまでの衝突回避及び被害軽減)を、「DS4」にはブラインドスポットモニターが搭載されている。