トヨタ・モビリティ基金、New Cities Foundationに加入


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New Cities Foundationのグローバル・ストラテジック・メンバーとして加入

一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、所在地:東京都文京区、理事長:豊田章男、以下、TMFまたは基金)は、スイスのジュネーブに本拠地を置く非営利団体“New Cities Foundation”(以下、NCF)におけるグローバル・ストラテジック・メンバーの一員として加入した。

TMF並びにNCFは、このパートナーシップを通じ、大都市における次世代モビリティ・ソリューション構築を促進していくと述べている。

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モビリティはイノベーションにより、その形を変えている。現在、特に大都市の交通システムは、より迅速、クリーンで配慮が行き届き、また、相互連結が進んでいる。

そうしたなかでTMFとNCFはこれまでに、このような大都市モビリティの分野における調査や取組に関して協議を行ってきた。

これを踏まえ今回、TMFのチーフ・プログラム・オフィサーであるラタンドラ・ニュートン(※)がNCFの評議員に就任し、NCFが実施するプロジェクトに関する戦略的なアドバイスや支援を行っていくことになった。(※) トヨタ・モーター・ノース・アメリカ株式会社、グループ・ヴァイス・プレジデント並びにチーフソーシャルイノベーションオフィサーを兼任

トヨタ自動車は予てより、モビリティ・ソリューションを通じて社会が直面している課題に対処することは、重要なミッションの一つであると述べており、今回も「実用的なビジネスや社会へのインパクトを創り出すために様々なアイデアや人を組み合わせながら、このミッションを果たして行く」と語っている。

またトヨタ自動車は、世界中の公共・民間組織と協働しながら、トヨタが持つ様々な専門知識やリソースを有効活用することで、世界のあらゆる地域に住む人に対して、より多くの移動の自由を提供することで、より豊かな生活を実現することを目指していくとしている。

なおTMFとNCFは、去る2015年6月から、NCF上級研究員グレッグ・リンゼイ氏により推進される“Connected Mobility Initiative”を通じ、協力関係を開始していた。

このイニシアチブ関係は、モビリティ・イノベーションにつき、特に政府が主導する取組について調査するものであり、調査結果は本年後半に発表される予定と云う。

今回のTMFの参加にあたって、NCFのジョン・ロサント会長は、「より住みやすい都市作りを目指すNCFにとって、大都市モビリティのイノベーションと創造性の実現は、我々の活動の中核となるものだ。

今般、革新的なモビリティ・ソリューションの先駆者であるTMFをグローバル・ストラテジック・メンバーとして迎えることが出来、大変喜ばしく思う。

当パートナーシップには、将来、都市での移動に影響を与える大きな可能性が存在する」とコメントしている。

一方TMFのラタンドラ・ニュートン氏は、「我々は、モビリティ、すなわち、移動の自由により、世界中の人々の可能性が広がり、それぞれが保有する能力を発揮することができるようになる、という信念のもと、TMFを設立した。

今回のNCFとの新たなパートナーシップを通じ、緊急を要する都市問題の解決に尽力する世界中のリーダーたちのネットワークに参加することで、TMFの取り組みを推進することができる」と話している。

ちなみに非営利団体“New Cities Foundation”は、2010年に設立された非営利団体である。

経済・社会・環境面に於ける都市のイノベーションを実施・提案し、より良い未来像を形作ることを目指している。

注力エリアは、「都市における移動性」、「都市インフラとサービスに関わる提案」、「ライフスタイルを背景とした健康問題の改善」、「芸術や文化を核とした公共空間の活性化」などを据えている。

トヨタ・モビリティ基金 ウェブサイト:http://www.toyota-mf.org/jp/ To-jump-to-external-page20150401

New Cities Foundation:http://www.newcitiesfoundation.org/ To-jump-to-external-page20150401