日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)傘下のインフィニティモーターカンパニーは、香港現地時間4月25日11:30(日本時間同日12:30)、北京モーターショー2016でインフィニティブランドの中型プレミアムSUVの方向性を示すコンセプトカー「QXスポーツインスピレーション」を世界初公開した。
インフィニティは、これまで「Q30コンセプト」、「QX30コンセプト」、「Q60コンセプト」などのコンセプトカーを発表してきた。
今回の「QXスポーツインスピレーション」は、これらのコンセプトカーと同様のデザインアプローチを中型プレミアムSUVクラスに適用させたモデルであり、市場規模の急速な成長が続く同セグメントに於けるマーケットシェア確保を目指したモデルとなる。
また同コンセプトカーは、技術面に於いても将来のインフィニティ「QX」の基準となるモデルとしても開発された。
「QXスポーツインスピレーション」は、インフィニティブランドのデザインランゲージ、「パワフル エレガンス」から強い影響を受けており、彫刻的なラインと、逞しく筋肉質なプロポーションにより、力強いエクステリアデザインとした。
インテリアはドライバーを中心としつつもパッセンジャーへの配慮を重ねたキャビン構造となっており、流れるようなラインと先進的な技巧を凝らした作りが特徴的。
ブラックとホワイトを主体に、皮革の自然な黄褐色がアクセントとなった内装色は、強い印象を与えながらも、ライン、形状、質感を丁寧に組み合わせることにより、自然な調和を作りだしている。
インフィニティ モーター カンパニー社長のローランド クルーガー氏は、「『QXスポーツインスピレーション』は、インフィニティの決意を表すステートメントです。大胆なデザインランゲージは、中型SUVセグメントにおける私たちの競争力を証明するものです」と述べた。
また、インフィニティのエグゼクティブ・デザイン・ダイレクターであるアルフォンソ アルバイサ氏は、「『QXスポーツインスピレーション』は、私たちの提唱する『プロポーショナルクラリティ』を通じてパワーと意志をインフィニティらしい優雅さで表現します。
エクステリアのデザインは、芸術的感性に訴えるものです。従来のプレミアムSUVを超える流麗さと自然な美学を持っています」と語っている。
インフィニティは3大陸にデザイン、開発、生産拠点を持つグローバルブランド。現在生産しているモデルと同様に、「QXスポーツインスピレーション」では日本、英国、中国、米国にあるデザインスタジオによるグローバルなコラボレーションを通じて、多様な文化やインスピレーションをベースとした創造を実践している。