アウディ、12回目の「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」を受賞
英出版社の「UKPIメディア&イベンツ社」が主催する「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」で、アウディAG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート・シュタートラー、以下アウディ)の2.5 TFSIエンジンが、2.0 – 2.5ℓカテゴリーに於いて、7年連続で同アワードを獲得した。
1999年から毎年開催されてきた「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」は、国籍を問わない65人のモータージャーナリスト達による審査委員会が、複数のエンジンカテゴリーに於いて、それぞれのベストなエンジンに投票するというもの。アウディが、この国際アワードを受賞するのは、今回が12回目となった。
同アワード受賞にあたって、AUDI AG技術開発担当取締役のDr. ステファン・クニゥシュ氏は、「この5気筒エンジンは、アウディ社内でも、最も長い伝統を持つエンジンのひとつとなりました。
2.5 TFSIは、Audi RS Q3 performanceに於いて圧倒的な牽引力、強化されたレスポンス、特徴的なサウンドによって、沢山のユーザーの支持を得ていますが、新型Audi TT RSには、新たに開発されたアルミ合金製の5気筒エンジンを搭載していく予定です。
我々は、この受賞を糧に今後も、このエンジンのさらなる開発を継続して行きます」と喜びのコメントを発表した。
歴年獲得となった同賞は、5気筒エンジンにおける同社の開発戦略の妥当性を確認するものとなった
一方、アウディのエンジンに投票した審査員は、「これほど力強い特性を備えたエンジンは、世界に数えるほどしか存在していない。しかも、この5気筒パワーユニットは、1980年代のグループBラリーカーの独特なエンジンサウンドを思い起こさせる。
アウディの2.5 TFSIは、優れたパフォーマンスが印象的なだけでなく、その個性でも際立っている。
この5気筒エンジンを通して、アウディは1980年代の夢を現代へと受け継ぐことに成功していると言えるだろう」と述べ、こうした点で全員の意見が一致したと記している。
今回受賞した2.5 TFSIエンジンは、「RS Q3 performance」への搭載に加えて、「RS Q3」及び、「RS 3 Sportback」でも主力エンジンに設定されている。
アウディでは、新しい「RS performance」用に、2.5 TFSIのエンジンパワーを再び引き上げている。その手法は、メインラジエーターをさらに強化し、燃料ポンプを最適化することによって、最高出力を20kW(27hp)増強。
また最大トルクも、450Nm(331.9 lb-ft)から465Nm(343.0 lb-ft)へと強化した。
その結果、SUVセグメントの「RS Q3 performance」は、0 – 100km/hを、RS Q3よりも0.4秒速い4.4秒で完了し、最高速度は、270km/hに達すると云う。
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