地域公共交通計画等のアップデートを後押し
国土交通省では、令和6年7月に「交通空白」解消本部を設置し、「地域の足」「観光の足」の確保を進めてきた。ちなみに、この交通空白とは、バスやタクシーなど公共交通機関が利用できず、移動手段の確保が難しい地域を指すもの。
近年、少子高齢化の影響。公共交通機関自体の事業縮小や廃止などによって、そうした地域が増加している。
これに抗い「交通空白」の解消させ、希薄化しない地域交通の姿を目指すには、少なくとも司令塔となる「地域公共交通計画」等のアップデートを推し進めていくことが求められる。
そこで国交省は、これに係る支援策のひとつとして、様々な支援ツールや情報を提供する地域交通のためのポータルサイト『MOBILITY UPDATE PORTAL』を公開した。
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ポータルサイト「MOBILITY UPDATE PORTAL」の概要
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ポータルサイトでは、地方公共団体の職員等が、計画の意義やアップデートの進め方を理解し実践できるようにするコンテンツを用意。
地域交通の再構築(リ・デザイン)を行うための「アップデートガイダンスVer1.0」に沿って、計画作成や改訂に取り組み、計画を実施するためのモビリティデータの利活用等、新たなアプローチを支援するツール、業務負担を軽減するツールなどに加えて、活用可能な関連情報も網羅・提供していく。
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「MOBILITY UPDATE PORTAL」の主なコンテンツ ※5月28日公開分、今後追加予定
– アップデートガイダンス
地域公共交通計画等をアップデートするための概要書・手順書・データ活用の手引き
– 有識者リスト
課題解決や円滑な協議会運営を支援する有識者のリスト【全国から145名掲載】
– 施策事例を調べる
目的にあった施策事例をタグ選択により効率よく検索・参照【全国100事例以上】
– その他ダウンロードして活用する各種フォーマットやサンプル
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地域交通のためのポータルサイト「MOBILITY UPDATE PORTAL」へのリンクURL:https://mobility-update.mlit.go.jp