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シトロエン、レザー装備の鉄板仕様「C3 Leather Edition」を限定発売

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人気のボディカラー、ブルーベリルが復活

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:クリストフ・プレヴォ、以下シトロエン)は、シトロエンの5ドアコンパクトハッチバック「C3」に、人気のレザーシートなどの特別装備を追加した「C3 Leather Edition(レザー・エディション)」を来る4月18日より全国のシトロエン ディーラーネットワークから限定200台で発売すると発表した。

コンパクトカーでありながら開放感が魅力のC3

さてそのC3。一見した前半分の独特なボディフォルムから想像できるように、同社が名付けた頭上まで広がる「ゼニスフロントウィンドウ」これが同車の大きな特長のひとつだ。

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実際、C3のステアリングを握って、ドライビングシートから前方を見た視界は、まさに「見晴らす」という言葉がしっくりくる。

オープンカーでも何でもないC3ではあるが、天空を含むその開放的な雰囲気は、ライバルのいわゆる「並のコンパクトカー」では感じたことがないほど、半端ない開放感に満たされるはずだ。

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そこが他のクルマではなかなか味わえず、幾つかの選択肢があるなかで、あえてC3に乗る理由のひとつである。おかげでコンパクトボディでありながらも開放感が実に高いのである。

凝ったメカニズムでもないのに雲の上の乗り心地

加えて特筆すべき点がもうひとつ。それはこのC3にも、歴代のシトロエン車が代々後生大事に守ってきた、独特のあの「ふんわりした乗り味」が受け継がれている点にある。

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そもそもシトロエンという自動車メーカーは、他メーカーとは異なるこだわりがあるようで、過去から一貫して一部の高級車に「ハイドラクティブⅢプラス」などの油圧サスペンションを永年採用してきている。

もちろん同車C3は、油圧サスペンション搭載車ではないのだが、実はこのハイドロ搭載車を含めて、車両開発におけるサスペンションチューニングでは、クルマ造りにおけるシトロエン独自の設計哲学があるようだ。

手頃なシトロエン入門車としてはなかなかの良品

その理由に、特に凝ったメカニズムを使っているわけではないC3も、上位の油圧サスペンション搭載車を思わせるふんわり感が味わえる。これもC3独自の魅力のひとつと云えるだろう。

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ただし、これを普通に聞いてしまうと「ふんわりした乗り心地」が、一般道路を実用的な走行速度で「転がした」時のソフトな乗り心地なのだろうと受け取られてしまう気もする。

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しかし実際に、そのふんわり感をより強く実感できるのは、高速走行時に限られる。まさにその「雲の上に乗った感覚」とでも云うような高速クルージング性能を試したい自動車ファンにとって、C3は手頃なシトロエン入門車と云えるだろう。

価格はレザーシートに上級装備を加え220万円

さて今回発売となった「C3 Leather Edition」は、限定車専用のボディカラーとして、人気が高かった青系のブルーベリルをメインカラーとして復活させた。そのほか、ブラン・パールナクレ、ルージュ・ルビの全3色を加え、ラインナップカラーをフレンチトリコロールカラーとしている。

citroen-c3-leather-edition-limited-release-of-leather-equipment20150412-10また、インテリアにはミストラル(黒)のレザーシートに、ブリリアントブラックのセンターコンソール&インナードアハンドル、革巻きステアリングなどを組み合わせて高級感と新鮮な印象を際立たせている。

他にも車内を香高く演出するパルファムエアフレッシュナーや、新デザインの16インチアロイホイール等を標準装備としながら、価格はエントリーグレードのセダクションから、5.8万円アップの220万円とした。

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シトロエンC3のレザーシートエディションは、過去シリーズも含め一気に完売になりがちな人気仕様なので、気になる向きはディーラーネットワークで早々に確認されることをお勧めしたい。なお今回のシトロエン「C3 Leather Edition」には下記の装備が設定されている。

■CITROËN C3 Leather Edition 特別装備■
1.ミストラルレザーシート
2.ブリリアントブラック センターコンソール&インナードアハンドル
3.革巻きステアリング(クロームアクセント付き)
4.パルファムエアフレッシュナー
5.新デザイン16インチアロイホイール
6.ボディカラーを3色展開(専用色ブルー バーチャルを含む3色)
-ブルーベリル:80台※専用色
-ブランパール ナクレ:60台
-ルージュ ルビ:60台
【販売台数は合計で200台限定となる】

■CITROËN C3 Leather Edition 価格とグレード■

citroen-c3-leather-edition-limited-release-of-leather-equipment20150412-9 パワートレイン“Puretech”のネーミングが復活している。詳細は以下。

大幅な燃料消費量とCO2排出量の低減を実現した新開発1.2ℓ 3気筒エンジン「EB2」、ダイレクトなレスポンスと省燃費性能を合わせ持つ新トランスミッション「ETG5」、そして不要なアイドリングを抑制し燃費向上に寄与する「ストップ&スタート」を採用、これらの高効率・小型化によりC3の燃料消費量は、JC08モードで19.0km/ℓと旧1.6ℓモデルに比べ+57%と大幅に改善されている。

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(シトロエン)サイト

C3情報サイト

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TOYOTA i-ROAD、乗り捨て式カーシェアリングいよいよ4月10日から

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「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」によるワンウェイ型シェアリングサービス

タイムズ24株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川光一、以下、タイムズ24)と、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)が、予てより予定していた「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」によるワンウェイ型シェアリングサービスが、いよいよ4月10日から開始される。

都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」の仕組みを活用

これは会員数は43万人を抱えるタイムズ24が展開する、24時間いつでも必要な時間だけクルマが利用できる「タイムズカープラス」のサービスと、トヨタが試みる新たなモビリティ社会へ向けての取り組みのひとつ。

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本来トヨタが、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」として採択を受け「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の一環として、2012年10月より、豊田市で実証運用を開始していた都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」。

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今回は、このシステム及びパーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」(以下、「i-ROAD」)を活用し、タイムズ24のシェアリングサービスとを組み合わせた実証実験を「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」として、2015年4月10日から当面9月末までの約6ヵ月間にわたり、東京都心部を中心に実施するとしていたもの。

トヨタのパーソナルモビリティのコンセプトモデルi-ROAD

i-ROADは、超小型パッケージによるバイク並みの使い勝手と、クルマに近い快適性・安定性を両立した、新しい乗り味と楽しさを提供するパーソナルモビリティのコンセプトモデル。

具体的には、クルマとオートバイの長所を併せ持つ乗り物として、トヨタが開発した、前輪2つ、後輪1つの「3輪車」で、街中の狭い道でも車体をうまく傾けて曲がれる様、人ではなくクルマ自体がバランスをとる機能を備えているため、誰もが乗り易いクルマに仕上がっている。

toyota-i-ROAD-from-abandoned-formula-car-sharing-April-1020150411-2また動力源が電気のEVゆえに、CO2排出はゼロ。最高速度は、60km/h。1回の充電で走行できる距離は50kmだ。

本実証実験は、商業施設や観光スポット等への移動を中心とする利用の状況や、利用者の声をもとにサービスの有用性を検証する。

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貸出場所は、パーク24のタイムズステーション有楽町イトシア

気になる貸出場所は、タイムズ24が管理するタイムズステーション有楽町イトシア。
ここで「i-ROAD」を借りて走行した後、東京タワーや浅草、お台場パレットタウン、東京ドームシティ等の計5ヵ所に返却可能なワンウェイ型だ。

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本シェアリングサービスは「タイムズカープラス」の法人会員および「TCPプログラム」のステージ2以上の個人会員が対象。

TCPプログラムとは、「タイムズカープラス」を“みんなのために”大切に使うとポイントがたまり、ポイント数に応じたステージごとに優遇サービスが受けられるポイントプログラムのこと。

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月間の利用金額の他、急加速・急減速等のないエコドライブや給油の実施、キレイな利用等により、プラスポイントがたまる仕組み。ポイントについては、同会員であれば確認されたい。

貸し出しにあたっては、同会員向けウェブ予約画面から「i-ROAD」の空き状況を検索・予約ができ、初回乗車時のみ事前講習がある。料金は15分412円で、最大2時間30分まで利用することができる。

トヨタでは、公共交通機関が発達する大都市東京に「Ha:mo」の一部を試行的に導入して、利用者ニーズの検証のほか、パーソナルモビリティの都心部での使い勝手や利用者の行動パターンの変化など、軽快で楽しく新感覚な走りを実現した新しいモビリティの適性を検証。

こうした実証実験を通して、利用者の移動における新たな価値観・サービスを創造し、低炭素で快適な都市・まちづくりに貢献していきたいと考えているという。

【「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」概要】
1).期 間 2015年4月10日~2015年9月末

2).指定場所等
<貸出>
①タイムズステーション有楽町イトシア

<返却>
①タイムズステーション有楽町イトシア
②タイムズ駒形第2ステーション
③タイムズ東京ドームホテルステーション
④タイムズ東京タワーサイド第2ステーション
⑤タイムズパレットタウンパーキングステーション

3).台 数 5台

4).利用料金 15分412円(税込)

<「TOYOTA i-ROAD」概要>
・全長2345㎜×全幅870㎜×全高1455㎜
・最高速度60㎞/h
・乗車定員1名
・リチウムイオン電池を搭載した電気自動車(EV)

Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive詳細サイト

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英国の元五輪メダリスト、英国耐久レースでプレステのトッププレーヤーと激突

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クリス・ホイが15年シーズンのELMSでドライブするLMP3マシン、ジネッタ・ニッサン

クリス・ホイ、LM P3プロトタイプマシンで、ELMSシルバーストン戦に挑む

オリンピック自転車競技オリンピックチャンピオンのクリス・ホイは、現地時間の今日(4月11日・土曜日)、英国シルバーストンで開催されるヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(EUROPEAN LE MANS SERIES、以下ELMS)の開幕戦に挑む。

同じELMSに出走するライバルのひとりは、2014年「ニッサンGTアカデミー」ヨーロッパチャンピオンのガタン・パレトウだ。
クリス・ホイは、かねてよりル・マン24時間レース挑戦を目指しており、今回はそのステップとして、現地時間の今日(土曜日)、ヨーロッパルマンシリーズの開幕戦に臨む。

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ル・マンに挑戦を目指す英国のオリンピックレジェンド、クリス・ホイ

クリス・ホイ、リアルレースのステップを踏んでヨーロッパルマンシリーズへステップアップ

このELMSことヨーロピアン・ル・マン・シリーズは、欧州中心に世界各国を転戦して行われるスポーツカー耐久レースのシリーズ戦だ。

同シリーズ戦は、ル・マン耐久シリーズとして2004年に開始され、ル・マン24時間レースの主催者でもある「フランス西部自動車クラブ」(Automobile Club de L’ouest、以下ACO)のレギュレーションに従って争われる。

シリーズ上位車には、ル・マン24時間のシード権が与えられるため、毎レース40台以上が集結するシリーズとなった。レースカテゴリは、LMP2、LMP3、FLM(Formula Le Mans)、LM GTE Pro、LM GTE Am、GTCの6つだ。

ELMSのLMP3クラスは、全車ニッサンVK50VE・V8を錘新設カテゴリ

ELMSで、ホイがドライブするマシンは、真新しいカーナンバー3のジネッタ・ニッサン LMP3カーだ。LMP3は、クローズド・コックピットカーで、全車ニッサンVK50VE V8エンジンを搭載して戦うシリーズである。

ホイは来る、2016年のル・マン24時間レース出場を目指していることから、今回、ELMSのLM P3カテゴリで始めて本格的なレースマシンに乗ることになった。

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このLMP3カテゴリは、日産が肩入れするELMSシリーズの新設カテゴリであることから、ホイにとって、来年のル・マンを前に貴重な経験を得る機会になるだろう。

NISSAN GT-R NISMO GT3からステップアップした今年、目標はレース経験を蓄積させること(ホイ談)

ホイは、「素晴らしいマシンやドライバーと競うのが待ちきれません。昨年経験したNISSAN GT-R NISMO GT3と比べて、LM P3はタイヤのグリップもダウンフォースも強大です。

マシンが軽く、ドライバーの快適性は大きく減ります。ドライビングが面白い分、難しさもあります。今年の目標は、ドライビング技術を大きく進化させることです。

それは、2016年にル・マンに出場するための大きなステップになるでしょう。コンスタントな走りとペース、後方グリッドからのスタートでも競争できる力を養いたいです」と語っている。

ホイのパートナーは、若いスコットランド人ドライバーのチャーリー・ロバートソン。ライバルのひとりは、2014年ニッサンGTアカデミー勝者のガタン・パレトウ(カーナンバー2)になるだろう。

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GTアカデミー・グランツーリスモ、2014年ヨーロッパチャンピオンとなったタン・パレトウ

ライバルのタン・パレトウは、PlayStation®Stor・グランツーリスモ、2014年ヨーロッパチャンピオン

GTアカデミーとは、「ソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパ」、「日産ヨーロッパ」、「ポリフォニー・デジタル」のコラボレーションから生まれ、「PlayStation®Stor・グランツーリスモ」のトッププレイヤーに、本物のプロフェッショナルレースドライバーになる生涯一度のチャンスを与えようというバーチャルとリアルを繋ぐ国際的なイベントだ。

バーチャルの世界で腕前を証明したプレイヤーは、日産のレーシングチームの一員となり、本物のレーシングカーで、本物のサーキットを走り、国際レースを走るために必要な訓練とライセンスを取得するチャンスが与えられる。

初めてポールリカールで走ったが感触は良い。大いに学ぶ機会を得て開幕が待ちきれない(パレトウ談)

パレトウは、「ELMS参戦は、私にとって素晴らしい機会です。最近、初めてポールリカールで走り、すでにとてもよい感触でした。

私のキャリアにおいて、新しいマシンの開発の仕事に携わり、多くのことを学ぶことになると思います。今シーズンはLMP3とGT3でレースをすることで、私にとっては大いに学ぶ機会となるでしょう。開幕が待ちきれません。

シルバーストンでの開幕もまた良かったです。というのも、この場はニッサンのドライバー育成プログラムで本拠地であり、第2の故郷だからです」と語っている。

ちなみにGTアカデミー勝者のレース参戦は、ここシルバーストンでパレトウが出場。モンツァでは、2014年ニッサンGTアカデミー・ドイツの勝者であるマルク・ガスナーがドライブする予定だ。

ブランパン・エンデュランス・シリーズなど、GTアカデミー生、続々とリアルレースに参戦

同日開催では、ブランパン・エンデュランス・シリーズも行われる。

同レースは2011年ヨーロッパで新たにスタート。短距離のFIA GT3ヨーロッパ選手権等に対抗して行われる長距離レースだ。参戦可能なマシンはFIA GT3/GT4規格。

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ここでは、カーナンバー23 NISSAN GT-R NISMO GT3に、プロカテゴリーでアレックス・バンコム(英国)にバサーストを制したウォルフガング・ライプ(ベルギー)と千代勝正(日本)が加わるほか、プロアマカテゴリーでエントリーしたカーナンバー22のGT-Rには、2014年GTアカデミー生のリカルド・サンチェス(メキシコ)・マルク・ガスナー(ドイツ)・フローリアン・シュトラウス(ドイツ)の体制でチャレンジする予定という。

ヨーロッパルマンシリーズ
Round 1: シルバーストン(英国)
予選 (LM P2, LM P3): 土曜日11:30 – 11:50 BST決勝: 土曜日 14:30 – 18:30 BST
#2 ジネッタ・ニッサン – ガタン・パレトウ((フランス) /マイケル・シンプソン(英国)
#3 ジネッタ・ニッサン – クリス・ホイ(英国)/チャーリー・ロバートソン(英国)
すべてのLM P3カーは日産エンジンを搭載
LM P2 #29, 32, 33, 34, 38, 41, 44, 45, 46, 48 は日産エンジン搭載車

ブランパン耐久シリーズ Round 1: モンツァ(イタリア)
予選: 土曜日 09:00 CET 決勝: 日曜日 14:30 – 17:30 CET
#22 Nissan GT-R NISMO GT3 (PRO-AM) – リカルド・サンチェス(メキシコ))/マルク・ガスナー(ドイツ)/フローリアン・シュトラウス (ドイツ)
#23 Nissan GT-R NISMO GT3 (PRO) – アレックス・バンコム(英国)/ウォルフガング・ライプ(ベルギー)/千代勝正(日本)

FIA 世界耐久選手権
Round 1: シルバーストン(英国)
予選 (LM P1, LM P2): 土曜日 12:30 – 12:50 BST 決勝: 日曜日 12:00 – 18:00 BST
LM P2 #26, 28, 35, 36, 42, 47 は日産エンジン搭載車

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Nissan GT-R LM NISMOのシルバーストン出走は見送られた

【関連情報】
「日産モータースポーツ」サイト

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ランサーエボリューションX、最終モデル1000台の予約開始

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先行予約は4月10日(金)から受付開始

三菱自動車工業(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:益子修、以下三菱自動車)は、高性能4WDセダン、ランサーエボリューションX最後の特別仕様車「ランサーエボリューションファイナルエディション」の発売に先駆け、4月10日(金)より全国の系列販売会社を通じて先行予約の受付を開始する。

販売台数1,000台限定となる同モデルのメーカー希望小売価格(車両本体・予定)は 4,298,400 円(消費税込み)で、発売は本年8月頃を予定。なお本モデルは、受付1,000台に達した時点でオーダー終了。ランサーエボリューションXは、この1,000台で生産終了となる。

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ランエボ23年の最後を飾る特別仕様車

ランエボ23年の最後を飾るランサーエボリューションXは、軽量かつ高性能な 2.0L MIVECターボエンジンを搭載し、車両運動統合制御システムS-AWCを採用することで、意のままの操縦性と卓越した安定性を実現したクルマだ。

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今回の「ランサーエボリューション ファイナルエディション」は、1992年10月の初代ランサーエボリューション誕生から約23年にわたる名実ともに歴史の最後を飾る特別仕様車だ。GSRの5MT車をベースとして、精悍さをいっそう引き立てながらプレミアム感を高めた内外観とした。

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シリーズ集大成モデルに相応しいクルマに

更に、エンジンの改良により最高出力を向上させ、中高速域で伸びのある出力特性を実現。この動力性能を余すことなく路面に伝える高性能仕様のサスペンション、ブレーキ、タイヤを採用することにより、誰もが気持ちよく安心して高い次元の走りを楽しめる、シリーズ集大成モデルに相応しい特別仕様車として仕上げているという。

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詳細や展示イベントはスペシャルサイトから

今後、三菱自動車ウェブサイトにおいて「ランサーエボリューションファイナルエディションスペシャルサイト」が公開される。ここではリアルイベントの告知など、様々な情報を紹介していく構え。また直近では、以下イベントに参考出品するほか、三菱自動車ショールームや、販売会社ショールームでの展示も計画している。

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【直近の動きは以下の通り】

ランサーエボリューション スペシャルサイトの開設

モータースポーツジャパン 2015 フェスティバル in お台場
4月11日(土)~12日(日)9~17時、東京臨海副都心 青海地区特設会場(東京都江東区青海)で開催。
主催はNPO法人 日本モータースポーツ推進機構。入場料は無料。

ハイパーミーティング 2015 in 筑波
4月12日(日)8~16時、筑波サーキット(茨城県下妻市)で開催。
主催はハイパーミーティング運営事務局、入場料は 2,100 円(中学生以下は無料)。

ランサーエボリューション ファイナルエディションの概要
(1)エクステリア
・フロントグリルモールをダーククロームメッキとし、バンパーセンターとボンネットフードエアアウトレットを光沢のあるグロスブラック塗装、BBS社製18インチ鍛造軽量アルミホイールをダーク調塗装とするなど全体でコーディネートを図り、精悍さをいっそう引き立てている。

・ボディカラーは全5色の設定とし、ルーフ部をブラック塗装とした2トーンカラーをメーカーオプションで設定し、10色展開(モノトーン 5色+2トーン5色)としている。

(2)インテリア
・室内天井と各ピラーを内装基調色のブラックに統一してスポーティ感を高め、アクセントとしてRECARO社製レザーコンビネーションシート、ステアリングホイール、シフトノブ、パーキングレバー、フロアコンソールリッドのステッチをレッドとした。

(3)エンジン
・4B11 型 2.0L DOHC 16 バルブ 4 気筒MIVEC ターボエンジンに、新たにナトリウム封入エキゾーストバルブを採用し、最高出力を向上させ、中高速域で伸びのある出力特性としている。

(4)シャシー
・従来はメーカーオプション設定のハイパフォーマンスパッケージ(BILSTEIN社製前後単筒式ショックアブソーバー、Eibach社製前後コイルスプリング、brembo社製2ピースタイプフロント大径ベンチレーテッドディスクブレーキ、ハイパフォーマンスタイヤ)を標準装備とした。

(5)その他の特別装備
・リヤトランクに「Final Edition」のエンブレム、フロアコンソールにシリアルナンバープレートを採用し、マルチインフォメーションディスプレイのオープニング画面では「Final Edition」を表示するなどにより、プレミアム感を高めている。

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日産のアラウンドビューモニター技術が遠隔操作無人探査機に

日産自動車、次世代海洋資源調査プログラムに協力

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は4月9日、同社と国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC、本部:神奈川県横須賀市夏島町 理事長:平 朝彦)、及びトピー工業株式会社(本社:東京都品川区大崎 社長:藤井 康雄)が、自動運転につながる要素技術でもあるアラウンドビューモニター技術を、内閣府が進める戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の課題の一つである「次世代海洋資源調査技術」を構成する研究開発課題で実施する「ROVによる高効率海中作業システムの開発」に応用するため、共同開発契約を締結した、と発表した。

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高効率海中作業システムを搭載したROVイメージ。海底下の鉱床の広がりや鉱物の含有物質を調査するため、広範な多くの地点でのコア試料採取を実現する。既存のROVに装着可能で、新たに海洋資源調査に参入する民間企業でも安易に導入できるシステムを目指している。

アラウンドビューモニター技術を遠隔操作無人探査機に活用

アラウンドビューモニターは、クルマの真上から見ているかのような映像によって周囲の状況を知ることで、駐車を容易に行うための運転支援技術であり、日産が2007年に世界で初めて販売しました。アラウンドビューモニターは、その後2011年に移動物検知機能を追加する等、進化を続けている。

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トピー工業(豊橋市)でのAVM技術搭載ROVの実験風景

今回の共同開発は、SIPの課題である次世代海洋資源調査技術の実施機関であるJAMSTECと国内トップレベルのクローラーロボット開発メーカーであるトピー工業との間で進めている、資源調査用の遠隔操作無人探査機(Remotely operated vehicle; ROV)による高効率海中作業システム開発の一環として実施するもの。

母船で操作するオペレーティング作業の大幅な効率改善を狙う

様々な新機能を持たせたROV試験機は日産が開発した、立体的な映像処理機能を加えたアラウンドビューモニター技術と障害物までの距離を正確に計測するセンサーを組み合わせることにより、ROV搭載カメラの映像を用いるだけで、あたかもROV自身を客観視する様な映像をリアルタイムで表示することが可能となる。

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海洋研究開発機構の深海調査研究船「かいれい」クローラーロボットのコントロールセンター

これにより、母船で操作するオペレーターが瞬時に海底やROVの状態を把握出来るようにする事で、海中作業効率の大幅な改善を狙っているという。

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海洋研究開発機構 深海調査研究船「かいれい」に搭載した深海ROV用ケーブル

日産は、自社で開発した技術やノウハウなどを自社での利用のみに留まらず、多くの分野での利用を促進する取り組みにより、技術発展に寄与していく。更に、これらの無形資産の有効活用によって得られる収入を、新たな技術開発に投資することで、自社の技術開発力を高めていく。

自動運転技術は、ドライバーをサポートすることで交通事故の低減を目指し、安心、快適、便利なモビリティを提供し、社会に貢献する事を目的に開発が進められており、今回の共同開発は、アラウンドビューモニターの技術を通した海洋資源の有効利用による社会への貢献を狙うと共に、自動運転技術開発につながる要素技術開発の一環として、今後も推進していく考えだという。

国立研究開発法人海洋研究開発機構

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マツダのクリーンディーゼル、文部科学大臣表彰を受賞

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マツダ、科学技術分野の文部科学大臣表彰3回目の受賞

マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡、社長:小飼雅道、以下、マツダ)の研究者5名は、このたび、新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D(スカイアクティブ ディー)」の開発において、平成27年度科学技術分野における文部科学大臣表彰の科学技術賞(開発部門)を受賞した。

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この賞は「科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者」に与えられるものであり、マツダの受賞は今回が3回目。なお、表彰式は4月15日(水)文部科学省3階講堂(東京都千代田区)にて行われる予定。

【受賞概要】
業績名: 走る歓びと環境性能を両立する新ディーゼルエンジンの開発
開発担当者: 中井 英二 (なかい えいじ) マツダ株式会社 パワートレイン開発本部
迫野 隆 (さこの たかし) マツダ株式会社 第2エンジン設計グループ
寺澤 保幸 (てらざわ やすゆき) マツダ株式会社 パワートレイン技術開発部
片岡 一司 (かたおか もとし) マツダ株式会社 パワートレイン技術開発部
鐡野 雅之 (てつの まさゆき) マツダ株式会社 第2制御システム開発グループ

「SKYACTIV-D」の開発においては、燃料混合過程の最適化および、理想の燃焼を追求することで、従来のディーゼルエンジンの常識を覆す低圧縮比14を実現した。

併せて、機械摩擦損失の低減、エンジン構成部品の軽量化を徹底的に行うことにより、従来比20%の燃費向上に加えて、静粛性、低エミッション性も成立させた。

更に、高効率過給などの周辺技術により、ディーゼルエンジンの特徴でもある高トルクに加え、高回転までスムーズに回るエンジンとし、走る歓びと優れた環境性能を高次元で両立させたことなどが高く評価された。

マツダSKYACTIV TECHNOLOGYサイト

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スバル、サンバーバンとディアスワゴンを改良

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スバル ディアスワゴン「RS Limited」

サンバーバン、ディアスワゴンに電子制御スロットルを採用

富士重工業(本社:東京都渋谷区、社長:吉永泰之以下、スバル)は、スバル サンバーバンおよびディアスワゴンに改良を施し発売した。
サンバーバンは広い荷室、快適なキャビンに加え、抜群の機動力と走行安定性に優れ、乗り心地の良さと低燃費を実現。またディアスワゴンは、広々とした室内空間に、使い勝手の良い装備を充実させるとともに、パワフルかつスムーズな走行性能で、日常生活からレジャーユースまで幅広いシーンで活躍する軽乗用モデル。

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スバル サンバーバン「トランスポーター」

今回の改良では、サンバーバン、ディアスワゴンに電子制御スロットルを採用するとともに、AT車には電子制御4ATを採用。NA車の圧縮比アップによるエンジンの燃焼効率向上などの燃費改良を行い、サンバーバンは全車平成27年度燃費基準を達成した。

デザイン性やクオリティ、耐久性を高め日常での使い勝手を充実

また、VBクリーンでは、排ガス浄化性能の強化により、平成 17年度排出ガス達成基準75%低減レベルを達成し、2WD車ではエコカー減税適合(環境対応車普及促進税制)となった。

またサンバーバンでは、オーディオスペースを200㎜幅に拡大し、ナビ&オーディオの選択肢を広げ、さらに、好評を得ていた特別仕様車「ブラックインテリアセレクション」の装備内容を、「ブラックインテリアパック」として新たに設定し、デザイン性やクオリティ、耐久性を高め、日常での使い勝手を充実させるアイテムを備えたモデルとして商品力を高めた。(トランスポーター、VC、VCターボにメーカー装着オプション)

【サンバーバン 「ブラックインテリアパック」の装備内容(メーカー装着オプション)】

<インテリア>
・シート表皮に撥水加工を施したファブリック素材を採用し、利用シーンを広げました。
・専用ブラックシート、専用ブラックドアトリムを採用し、ブラック色で統一したシックな内装とした。
・センターパネルとメーターフードに専用のシルバー塗装を施し、質感を高めた。

<エクステリア>
・ボディカラーはベース車に加えて特別色として、トニコオレンジ・メタリック、ブルー・マイカメタリック、
オフビートカーキ・メタリックのカラフルな3色を設定し、乗用車感覚で車体色をお選び頂けるようにした。

<機能性>
・LEDカーゴルームランプを追加し、夜間の荷物積み下ろしを行い易くした。(VC、VCターボに設定)
・防錆強化により、ボディ外板穴あきサビ保証5年、ボディ外板表面サビ保証3年に期間延長した。
・ABS(EBD付)を全車標準装備とし、安全性を向上させた。

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【販売計画】
・サンバーバン :月販500台/ディアスワゴン:月販100台 (サンバートラック:月販850台)

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レースでクルマ造り。トヨタ版「走る実験室」の始まりか

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トヨタ、モータースポーツ活動とクルマ造りを直結へ

トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、TOYOTA Racing、LEXUS Racing、GAZOO Racingを通じて取り組んできたモータースポーツ活動を、2015年4月11日から「もっといいクルマづくり」の根幹に据え、「GAZOO Racing」の傘のもと、強力に推進していくことを発表した。

トヨタはモータースポーツ活動を、クルマの持つ「夢」や「感動」を自動車ユーザーにもたらす大切な存在と位置づけ、TOYOTA Racing、LEXUS Racing、GAZOO Racingを通じてFIA世界耐久選手権(WEC)、日本におけるSUPER GT、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなど、さまざまなカテゴリーに挑戦してきた。

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レース活動を、もっといいクルマ・クルマファンづくりの主軸に

その一環としてGAZOO Racingを通じ、メーカーの枠を超えてクルマ好きを増やし、モータースポーツの裾野を広げる活動にも精力的に取り組んできている。

これを踏まえトヨタは、来る2015年4月11日からモータースポーツ活動が「もっといいクルマづくり・クルマファンづくり」の主軸であることをより明確にするという。

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より具体的には、すべてのモータースポーツ活動をGAZOO Racingの活動として一本化していく構えだ。

取り組みの第一歩は、モータースポーツジャパン2015

その皮切りとして、2015年4月11日・12日に東京・青海で開催予定の「モータースポーツジャパン2015フェスティバル インお台場」(主催 : NPO法人 日本モータースポーツ推進機構)を起点に、WEC、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、全日本ラリー選手権といった「もっといいクルマづくり」の取り組みとしてトヨタがメーカーとして参戦するレース。

ラリーにおいては、チーム名TOYOTA GAZOO Racingで参戦するほか、「もっといいクルマづくり」「クルマファンづくり」の活動の場に、TOYOTA GAZOO Racingのロゴを、より積極的に表示・展開していくという。

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トヨタの豊田章男社長は、「創業者である豊田喜一郎が貫いてきたモータースポーツ活動がクルマづくりの進化、自動車産業の発展に不可欠なものであるとの想いを受け継ぎ、GAZOO Racingのもと、『道が人を鍛え、人がクルマを鍛える』の実践として、人づくり、クルマづくりを推進し、クルマファン拡大に結び付けたい」と述べている。

すでに活動を始めたトヨタのモータースポーツ本部

すでに2015年4月1日に設立されたモータースポーツ本部では、それぞれの領域で推進してきたモータースポーツに関わるマーケティング、車両開発機能を集約。
統一した技術開発戦略で足場を固め、モータースポーツ活動の車両開発へのフィードバックと、もっといいクルマづくりに向けた人材育成を推進。さらなるモータースポーツファン拡大につながる取り組みも強化していく。

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このモータースポーツ本部では、ニュルブルクリンク24時間耐久レースを通じLEXUS LFAを鍛え上げたように、クルマづくりに関わるメカニックやエンジニアを、レースの現場で育成する体制を推進する。

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さらに、WECに投入するハイブリッド競技車「TS040 HYBRID」の開発で得た知見を、今後のハイブリッド車開発に応用すべく技術移転や人材交流を進めるなど、トヨタ全体の自動車事業の発展にモータースポーツを活用していく。

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なお、SUPER GTなど、「クルマファンづくり」を主体とし、レクサス車両を使用するモータースポーツ活動では、LEXUS GAZOO Racingやレクサスのブランドネームを使用するとしている。

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TOYOTA GAZOO Racing サイト

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オートバックス、正規輸入車ディーラーを手中に

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IkebukuroBMW並びにMINI池袋の経営権獲得

株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:湧田節夫、以下オートバックス)は、BMW正規ディーラーである株式会社アウトプラッツ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:郷演仁)、およびその子会社のMINI正規ディーラーである株式会社アウトプラッツモータースが保有する全株式を譲り受け、2015年4月1日(水)より「Ikebukuro BMW」と「MINI池袋」2拠点の運営を開始した。

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Ikebukuro BMW 本社ショールーム

オートバックスは、同社の経営ビジョンである「クルマのことならオートバックス」を事業のコアコンピタンスに据え、本業であるオートバックス店舗網ならびに関連事業を介した収益拡大に、またさらに新ビジネス創造とその育成を積極的に推し進めてきた。今回のディーラー運営への参入は、同社のそうした企業戦略の一環となる。

堅実な経営を続ける正規ディーラーを手中に

一方、株式会社アウトプラッツは、1988年1月に資本金3000万円で現法人を設立。当初は池袋西口に拠点を構えていたが、業容拡大を目指して現在拠点がある要町2丁目に移転。

2004年10月に同じ敷地内へアプルーブドカーセンターを設立、2005年並びに翌2006年度の全国優秀ディーラー賞受賞、2006年度アフターセールス顧客満足度最優秀賞受賞。
売上高においても2011年度・31億円、2012年度・40億円、2013年度・43億円(いずれも12月期実績)と堅実な経営を続けて来た。

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MINI 池袋 / MINI NEXT 池袋

このたび運営する「Ikebukuro BMW」と「MINI池袋」は、東京都豊島区を中心とした周辺地域を責任営業販売地域として担当しており、拠点近隣の顧客を筆頭に、BMWならびにMINIブランドを愛する消費者層に支えられてきた。なお、オートバックスが、BMWならびにMINIの正規ディーラー事業を行うのは今回が初のことだ。

輸入車販売拡大のトレンドを事業多角化の先兵に

近年、日本国内における輸入車の販売比率は増加傾向にあり、輸入車各メーカーからはコンパクトカーの投入が相次ぐなど、購入者層のすそ野が大きく広がりを見せている。

オートバックスは、BMW/MINIの顧客満足に重点を置く「お客様にプレミアムなリテール体験とサービス体験を提供する」というビジネスコンセプトに共感し、今回の正規ディーラーの運営を決断するに至ったという。

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BMW Premium Selection 池袋

なお全株式の譲渡によって、オートバックスグループ傘下となったアウトプラッツならびにアウトプラッツモータースの「Ikebukuro  BMW」ならびに「MINI池袋」だが、現段階では、店舗体制ならびにスタッフ体制について大きな変更なく、オートバックスによる株式取得による事業体制の変更を受けることなく営業を続けている模様だ。

店舗の概要は下記の通り
Ikebukuro  BMW 本社ショールーム
店 舗 名:Ikebukuro BMW
所 在 地:〒171-0043 東京都豊島区要町2-16-3
連 絡 先:TEL. 03-3956-4411 / FAX. 03-3956-9244
営業時間:9:00~18:00 定 休 日 : 水曜日
経営母体:株式会社アウトプラッツ 代表取締役社長 : 吉山弘樹
事業内容:BMW 新車販売およびサービス

BMW Premium Selection 池袋
店 舗 名 : BMW Premium Selection 池袋※
所 在 地 : 〒171-0043 東京都豊島区要町2-19-4
連 絡 先 : TEL. 03-5986-0281 / FAX. 03-3956-2270
営業時間 : 10:00~19:00 定 休 日 : 水曜日
経営母体 : 株式会社アウトプラッツ 代表取締役社長 : 吉山弘樹
事業内容 : BMW 認定中古車の販売
※Ikebukuro BMW の別棟として中古車販売を行う店舗です。

MINI 池袋
店 舗 名 : MINI 池袋 / MINI NEXT 池袋
所 在 地 : 〒171-0043 東京都豊島区要町2-14-19
連 絡 先 : TEL. 03-6909-5632 / FAX. 03-6909-3204
営業時間 : 9:00~18:00 定 休 日 : 水曜日
経営母体 : 株式会社アウトプラッツモータース 代表取締役社長 : 吉山弘樹
事業内容 : MINI 新車販売、サ-ビスおよび認定中古車の販売

【問い合わせ】
オートバックスお客様相談センター
フリーコール:0120-454-771
受付時間:平日 9:00~12:00 13:00~17:30

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マツダ、デミオベースのモータースポーツ車両を初提案

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デミオ モータースポーツ コンセプト(参考出品)

マツダ、モータースポーツジャパン2015でデミオ モータースポーツ コンセプトを初公開

マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡、社長:小飼雅道、以下、マツダ)は、来る2015年4月11日~12日に開催される「モータースポーツジャパン2015 フェスティバル イン お台場」(東京都江東区青海特設会場)にて、「デミオ モータースポーツ コンセプト」(参考出品)および「Mazda Women in Motorsport Project 2015」(マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクト2015)で使用するトレーニング用車両を初公開する。

また同会場にて、当プロジェクトの参加メンバーも発表する。また、今年6月頃に国内販売開始予定の新型「マツダ ロードスター」の展示も行う。

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Mazda Women in Motorsport Project 2015 トレーニング用車両

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マツダ デミオに6速変速機や大型ブレーキを採用し今秋販売予定

モータースポーツジャパン2015 フェスティバル イン お台場にて初提案する「デミオ モータースポーツ コンセプト」は、国内のジムカーナ、ダートトライアル、ラリーなどのグラスルーツ・モータースポーツに参加するためのベースモデル。

2014-2015年日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した新型「マツダ デミオ」に、SKYACTIV-G 1.5を搭載し、SKYACTIV-MTの6速マニュアルトランスミッションや大型ブレーキを採用しており、今秋の販売開始を予定している。

マツダが女性のモータースポーツ参画環境や機会を積極提供

Mazda Women in Motorsport Project 2015とは、国際自動車連盟(FIA)と日本自動車連盟(JAF)が提唱しているプロジェクト「Women in Motorsport Project」(ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクト)にマツダが賛同し、より広くモータースポーツに女性が参画できる環境や機会を提供していくために実施するもの。

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昨年度のモータースポーツジャパン2014 の開催メンバー

すでに2015年2月19日に参加メンバーの募集を開始しており、以来67名が応募し、書類選考および面接による厳正なる審査を経て選出された、モータースポーツに対して熱い想いを持つ26名の参加メンバーがモータースポーツジャパン2015 フェスティバル イン お台場の会場で発表される。

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マツダは同発表にあたって、「今後とも、お客様にご満足いただける商品をお届けするのみならず、より多くのお客様にスポーツドライビングの体験機会を提供し、「走る歓び」を体感していただくとともに、運転技量の向上、交通安全への貢献も継続してまいります」とコメントしている。

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出展予定車両
デミオ モータースポーツ コンセプト(参考出品)
Mazda Women in Motorsport Project 2015 トレーニング用車両
新型「マツダ ロードスター S」(参考出品)

スケジュール
4月11日(土)
9:15-10:15 同乗試乗会(一般の方を井原慶子氏が運転する訓練車で体験試乗)
10:40-10:55 「Mazda Women in Motorsport Project 2015」参加メンバー発表(井原慶子氏他)
12:20-12:35 「JAF Women in Motorsport」トークショー(飯田裕子氏、井原慶子氏)
14:20-15:00 「Mazda Women in Motorsport Project 2015」や出展車の紹介(井原慶子氏、プロジェクト参加メンバー26名他が、会場内マツダブースにて取材対応)
(同時開催)
9:00-17:00 「ふれあい試乗プログラム」(助手席に同乗可)に「デミオ」「アクセラ」を提供。

4月12日(日)も同様のスケジュールを予定。(スケジュールは運営の都合等で変更される場合がある)

主催者Webサイト
モータースポーツジャパン2015フェスティバル・イン・お台場

Mazda Women in Motorsport Project 2015 トレーニング用車両について
マツダは、トレーニング用車両の準備および運営において、今プロジェクトの主旨に賛同した下記企業協賛得て出展した。
株式会社ブリヂストン、出光興産株式会社、株式会社エンドレスプロジェクト、ブリッド株式会社、株式会社キャロッセ、エンケイ株式会社、株式会社ソフト99コーポレーション、株式会社エヌ・ティ・エス

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富士通テン、車両全周囲立体モニタの技術で科学技術賞

車載カメラの3D合成­技術で高い評価を獲得

2015年4月7日、富士通研究所(本社:神奈川県川崎市、社長:佐相秀幸、以下、富士通研究所)、富士通テン(本社:兵庫県神戸市、社長:山中明、以下、富士通テン)、ソシオネクスト(本社:神奈川県横浜市、会長兼CEO:西口泰夫、以下、ソシオネクスト)の3社は、文部科学省が主催する「平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「車の周囲を3次元的に見せる全周囲立体モニタ技術の開発」で科学技術賞(開発部門)を受賞。

また、併せて富士通研究所は、「エレクトロニクス実装用電子セラミック材料とプロセスの研究」で科学技術賞(研究部門)を受賞したと発表した。

カメラ画像を3D­合成し、モニター上に360度画面で表示

今回受賞した技術は、 続きを読む 富士通テン、車両全周囲立体モニタの技術で科学技術賞

スバル、プレオ プラスを改良、4/8発売

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スバル プレオ プラス 「G スマートアシスト」 (2トーンカラー)

プレオ プラスに改良を施し4月8日リリース開始

富士重工業(本社:東京都渋谷区、社長:吉永泰之以下、スバル)は、富士重工業は、スバル プレオ プラスに改良を施し、4月8日より発売を開始する。

プレオ プラスは軽自動車に求められる優れた機能性、経済性に安心を備えたエコカー。今回の改良では、アイドリングストップ機能やヒルホールド機能の制御最適化により、使い勝手を向上するとともに、ボディカラーに2トーンカラーを追加し、商品力を強化した。

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スバル プレオ G スマートアシスト

アイドリングストップ機能では、エンジン再始動の条件に「ステアリングを操作した場合」を新たに加え、 アイドリングストップから、右左折をする際のスムーズな動き出しを実現した。また、ヒルホールド機能では、従来のアイドリングストップで停車中の状態からの発進時だけでなく、通常停車中の状態からの発進時にも作動可能なように機能の向上を図り、坂道発進時の安心感を高めた。

また、ボディカラーには、専用フィルムを貼付したカーボン調ブラックルーフとの組み合わせによる2トーンカラーを設定(G スマートアシスト、GA スマートアシスト)。2トーンカラーにはブラック塗装を施したアウタードアミラー、Bピラーブラックアウト、メッキドアハンドルがセットで装着となる。従来からのモノトーン10色に、上質でスタイリッシュな2トーンカラー3色を加え、豊富なバリエーションの中から選択できる製品となった。

スバル プレオ プラス
「G スマートアシスト」 スバル プレオ プラス
「G スマートアシスト」 (2トーンカラー)

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ダイハツ、「ミラ イース」「ミラ ココア」「ムーヴ コンテ」改良+特別仕様車

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ミラ イース 2トーンパック(フェスタイエロー〈Y09〉)

各車の一部改良と内外装の魅力を向上した特別仕様車を設定

ダイハツ工業株式会社(本社:大阪府池田市、社長:三井正則、以下、ダイハツ)は、ミラ イース、ミラ ココア、ムーヴ コンテを一部改良し、さらにミラ イースとムーヴ コンテに内外装の魅力を向上させた特別仕様車を設定し4月8日(水)から全国一斉に発売する。

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ミラ イース X”Limited SA”専用ダークメッキフロントグリル
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ミラ イース X”Limited SA”専用14インチアルミホイール

まずミラ イースに設定した特別仕様車「X“Limited SA”(4WD車は「Xf“Limited SA”」)」では、専用のダークメッキグリルや14インチアルミホイールを採用したスタイリッシュな外観に加え、プレミアムシャインブラックのオーディオパネルやブラックシート表皮による落ち着きのあるインテリアとして、内外装の魅力を向上し、さらに特別仕様車専用色として「フェスタイエロー」を設定した。

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ミラ イース オーディオパネル(プレミアムシャインブラック)
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ミラ イース ブラックシート表皮

ムーヴ コンテに特別仕様車に存在感あるL“VSⅡ”を設定

また今回、ダイハツ独自のラッピング工法による「Dラッピング(カーボン調成型PVC貼付)」をルーフに採用した2トーンパックをミラ イースに新設定(X/Xf“Limited”SA、G/Gf“SA”にメーカーオプション)した。

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ムーヴ コンテ L”VS II” フロント
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ムーヴ コンテ ブラックインテリアインパネ

ミラココアのナビゲーション標準装着グレードを「Limited」に変更

これは、ダイハツ独自のラッピング工法により、低価格でのフィルム加飾を可能とすることで、従来の塗装ではなく、フィルムラッピングによる2トーンカラーとして、カーボン調によるデザイン性の魅力も向上しながら、比較的安価オプション設定とした。

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ムーヴ コンテ ブラックインテリアシート

次にムーヴ コンテに設定した特別仕様車「L“VSⅡ”」では、専用のシルバーグリルや14インチアルミホイールの採用に加え、フォグランプ(メッキベゼル付)、カラードエアロバンパー(リヤ)の採用などより存在感ある外形デザインとした。さらに内装は、ブラックインテリアとすることで、落ち着きのある室内空間とした。

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ムーヴ コンテ L”VS II” リヤ

特別仕様車の概要

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一部改良の概要
・ミライースにダイハツ独自の工法によるカーボン調成型PVCルーフラッピングを採用した。

2トーンパックをシャイニングレッド/フェスタイエロー/パールホワイトⅢ3色に設定(X/Xf“Limited”SA、G/Gf“SA”にメーカーオプション)
2トーンパック概要(メーカーオプションで32,400円)
(1)ルーフ:Dラッピング(カーボン調成型PVC貼付、ブラック)
(2)ブラック塗装ドアミラー (3)Bピラーブラックアウト
(4)メッキアウタードアハンドル
・ミラ イース全車に坂道での再発進をサポートする「ヒルホールドシステム」を採用
・ミラ イース全車のアイドリングストップ再始動条件を変更し、従来の「ブレーキペダルを離す」に加え、「ステアリングを切る」ことでエンジンが再始動

・ミラ ココア、ムーヴ コンテにムーヴで好評を得ているボイスコントロールナビを設定し(ミラ ココアのココアプラスX“Limited”、ココアX“Limited”に標準装備。ムーヴコンテのL、L“VSⅡ”を除く全車にメーカーオプション)、ミラココアのナビゲーション標準装着グレードの名称を「Limited」に変更

問合せは、最寄りのダイハツ販売会社または、ダイハツ工業(株)お客様相談室(Tel 0800-500-0182)へ

メーカー希望小売価格(消費税込み)
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※北海道地区2WD車は、10,800円(消費税込み)高。価格にリサイクル料金含まず ※6:naturally aspirated engine(自然吸気エンジン) ※7:turbo charger engine(ターボエンジン) ※8:減税率については2015年4月8日現在。エコカー減税の重量税は2015年5月1日より減税率が変更になる。

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ホンダのジェット飛行機、いよいよ日本の空へ

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ワールドツアー出発に備えるHondaJet

HondaJet (ホンダジェット)、お披露目のワールドツアーを開催

本田技研工業(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊東孝紳、以下、ホンダ)の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、以下HACI)は4月下旬より、小型ビジネスジェット機「HondaJet」のワールドツアーを開始する。

世界各国の空港を舞台にデモンストレーション飛行等を行うワールドツアーは、総計4万8,000kmを超えるツアールートとなり、HondaJetは13ヵ国以上を訪れる予定。このワールドツアーにより、HondaJetは日本および欧州にて初めて公開されることになる。

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HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野道格氏は、「HondaJetは、ビジネス航空機の世界に革新をもたらそうとするHondaのチャレンジ精神の表れです。今回のワールドツアーでは、日本と欧州の各地でHondaJetのデモンストレーション飛行を行い、Hondaのコーポレートスローガンである『The Power of Dreams』を体現するHondaJetを、一人でも多くの皆様に見ていただければと思っています」と語っている。

−日本での予定−
日本では、4月25日から5月5日までHondaJetの一般公開を実施する。この期間中、成田国際空港をはじめとする複数の空港でHondaJetのデモンストレーション飛行や地上展示などを行う予定。
一般公開を予定している空港(ツアー中の天候や使用空港の状況等での変更がない場合):4/25仙台空港、4/26神戸空港、5/2・3岡南飛行場(岡山)、5/4・5成田国際空港

※問い合わせ先:HondaJetイベント運営事務局 0120-227-032[10:00-17:00]

−欧州での予定−
HondaJetはスイスのジュネーブで5月19日から21日まで開催される欧州最大のビジネス航空ショーの「ヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション(EBACE2015)」に出展する。その後、HondaJetの欧州ディーラーとともにスイス、イギリス、フランス、ドイツ、ベルギーなどでデモンストレーション飛行やイベントを行う予定。

欧州でのイベントについてHACI社長の藤野氏は、「欧州におけるデモンストレーション飛行によって、HondaJetの速度や燃費の卓越性、そして欧州圏内の主要都市を結ぶのに最適な航続距離などを実際に体験していただけることを期待しています」と結んだ。

【ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, LLC)概要】
設立:2006年8月
出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者:社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

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日産のライフケアビークルの魅力、バリアフリー2015で

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日産自動車とオーテックジャパン「バリアフリー2015」に福祉車両6台を出展

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下日産)と株式会社オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:宮谷 正一)は、4月16日(木)から4月18日(土)までの3日間、 「インテックス大阪」で開催される「バリアフリー2015」(第21回高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展)にライフケアビークル(LV)を6台出展する。

日産ではクルマ生活における様々なシーンで、多彩な暮らし方による価値と活力を提供し、役立つツールとしての自動車を社会に向けて届けていく真摯な姿勢を込めて、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life Care Vehicles)と呼称。
個人ユースから施設における利用にまで幅広く対応する、豊富な車両ラインナップを取り揃えている。

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送迎仕様のe-NV200のほか、身近な福祉装備も広く公開していく

今回のバリアフリー2015では、日産の電気自動車でも初の商用車となる「e-NV200」をベースに、福祉施設や病院などでの送迎用として利用できる「送迎タイプ」を福祉展の会場で初披露していくほか、今春に発売を予定している「日産デイズ ルークス アンシャンテ 助手席回転シート」も先行して展示していく。

また、展示ブースでは、「自動ブレーキなら日産」として、前方の車両や歩行者との衝突回避をサポートする、「エマージェンシーブレーキ」や、テレビCMなどでもお馴染みの、上からまる見え「アラウンドビューモニター」など、日産の先進安全装備も広く消費者層に向けて紹介していく構えだ。

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「バリアフリー2015」概要
日時 :
4月16日(木)~4月18日(土) 10:00~17:00
会場:インテックス大阪 (大阪市住之江区南港北1-5-102)
主催:社会福祉法人大阪府社会福祉協議会、テレビ大阪
入場料:無料

関連URL バリアフリー2015

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関連URL  ライフケアビークルサイト

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日産、中国専用車LANNIA上海でデビュー

中国人による中国人のためのプロジェクトから誕生したクルマ

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下日産)は4月8日、中国・上海で開催される「第16回上海国際モーターショー」(プレスデー: 4月20日~21日、会期:4月22日~29日)にて、中型セダン「LANNIA」(中国名:藍鳥、以下ラニア)を世界初公開すると発表した。

エネルギッシュなスタイルは80年代以降の世代がターゲット

日産ラニアは、中国で1980年代以降に生まれた若者たちのライフスタイルを徹底的に研究。中国で育ち・人生を謳歌する若年層向けに彼等のニーズを調べ上げ、徹底的に最適化させた初の中国内開発プロジェクトを経たクルマであり、日産における中国圏における事業計画のマイルストーンとなる車両だ。

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ラニア誕生の経緯は、2013年と2014年に中国で発表されたコンセプトカー「FRIEND-ME」と「LANNIA CONCEPT」が原点だ。これら発表した習作をベースに、同社は市販可能な車両を積極的に進化させてきた。

車名命名の原点となったのは日産の金字塔「ブルーバード」

ラニアという車名を命名するにあたっては、かつて日本市場において日産の躍進を支え、日本のモータリゼーションも支えた金字塔的存在でもある「ブルーバード」に敬意を払い、中国語で同車名を意味する藍鳥(Lan Niao)の発音からラニアと名付けられている。

車両開発にあたっては、中国の新しい価値観、野心、活力を備え、中国の新しい時代のトレンドを創りだしていく若者ならではの発想や嗜好・ライフスタイルから着想を得て、「北京の日産デザインチャイナと、日産グローバルデザインセンターの強固な協力の結果生まれた。
まさに「中国人による中国人のためのプロジェクト」として市場調査からデザインまで、一貫して現地の中国人スタッフが深く関与したという。

中国の若者に向けた新型中型セダン、いよいよ上海から世界へ

そのスタイリングは、エネルギッシュで、かつ流れるようなしなやかなフォルムが特徴。
日産は、これこそ中国における現代のトレンドセッターの嗜好と価値観に応えているとし、新しい時代を担う中国の若者に向けて、これまでのコンセプトカー群が持っていた魅力を余すことなく具現化したセダンに仕上がっているという。

ゆえに車体のフォルムは独特であり、従来の伝統的なセダンに反する力強くダイナミックなもの。特にフロントからドアを経て、リヤセッションにつながる魅惑的なキャラクターラインは、中国のみなぎるエネルギーが解き放たれるイメージを表現されている。
もちろん近年の日産デザインの特徴であるVモーショングリルや、ブーメラン型のヘッドランプシグネチャーも採用されている。詳細はいよいよ上海モーターショーで明らかになる。

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タフギア「エクストレイル」史上初のハイブリッド現る

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実車が4月7日より日産グローバル本社ギャラリーで展示

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下 日産)は4月7日、「エクストレイル ハイブリッド」を5月13日より全国一斉発売すると発表した。

なおこのエクストレイル ハイブリッドの実車は、発表同日の4月7日より、横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで展示される。

さてエクストレイルは、初代登場時に「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで発表されて以降、今日では世界167の国と地域で販売されるミドルクラスSUVだ。

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現行車では「タフギア」を名乗り、昨今のSUV市場においては、高級・マイルド傾向が目立つクロスオーバー路線とは大きく異なるハード志向・オフロード重視のキャラクター設定であるところが特徴だ。

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日産自動車 藤井真 RPM

過去2013年度のSUV販売台数では堂々の1位を記録したのだが、翌2014年以降は、対象市場でもハイブリッド車の需要が高まり、販売上位5車種中、約3分の1をハイブリッド車が占める状況となっていた。

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日産自動車 片桐隆夫 副社長
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日産自動車 星野朝子 専務執行役員

そこで今回、エクストレイルシリーズへ遂に「エクストレイル ハイブリッド」が追加されることとなった。

このエクストレイル ハイブリッドは、持ち前のタフな走行性能に、高い環境性能を付加するハイブリッドエンジンを、日産車初のFF形式のシャシーに搭載。全車で「平成32年度燃費基準+20%」を達成し、「ハイブリッド全車免税」が適応される。

性能・静粛性ともに2.5リッターのガソリンエンジン車を超える

これにより、機能面ではモーターによるアシスト効果で、総排気量2.5リッタークラスのガソリンエンジン車をも超えるパワフルな加速性能を発揮。日産独自の動力制御のおかげで走行速度を問わない高い静粛性を両立している。

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実は、電気自動車リーフを筆頭に「ゼロ・エミッション車」の開発でよく知られている日産なのだが、ガソリンエンジンを進化させるべく日産自らが「PURE DRIVE」と名付けた取り組みを、同社は精力的に続けてきている。

この車両に搭載されたハイブリッドエンジンには、日産が「フーガ」や「スカイライン」で永年熟成を重ねてきた独自のワンモーター2クラッチ、パラレル方式ハイブリッドの「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」が組み込まれているのである。

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これは駆動を伝達する通常タイプのクラッチの他に、モーターとエンジンを完全に切り離すことができるクラッチ機能をもうひとつ設けて、エンジンを停止させながら走行する際などにモーター側の負担を減らすことができるものだ。

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この時のモーターは、ブレーキ操作で発生する回生ブレーキ機能と、摩擦ブレーキの割合を最適調整していくことで、本来は失われるはずだったエネルギーの約90%を回収する。また高速域でのモーター走行や高効率のエネルギー回生を可能にし、エンジンに対するモーターのトルク負担を無くすことが可能にもなった。

平成32年度燃費基準+20%達成、ハイブリッド全車免税が適応

これにリーフで培ったリチウムイオンバッテリー技術を組み合わせて、駆動と発電を1つのモーターで行うシンプルなハイブリッドシステムを創り上げた。

本システムに併せ、ベースとなった従来型の2.0リッター直列4気筒直噴「MR20DD」型エンジンはハイブリッド専用にチューニング。具体的には、補機ベルトの廃止や低フリクションオイルシールの採用でエンジン自体のフリクションロスを低減させた。

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組み合わされるトランスミッションは、ガソリン車と同様のステップ変速制御を採用するエクストロニックCVTが搭載されている。これは前後の駆動力を自動で配分するだけでなく、悪路脱出などの際には前後トルク配分を50対50に固定することも可能な「ALL MODE 4×4-i」システム(4WD車)が活かされている。
加えてさらに燃費に優れた2WD車を選択することも可能だ。

気になる燃費の方は、JC08モードで2WD車が20.6km/L、4WDでも20.0km/Lだ。さらにグレードを通して平成17年排出ガス規制値に対し、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)の排出量を75%低減したことで、国土交通省より「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」に認定されている。これにはガソリン・エンジン仕様のエクストレイルよりさらに改善された空力性能や、専用の低転がり抵抗タイヤの採用なども一役買っている。

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その動力数値は、エンジン側108kW(147ps)/6,000rpm・最大トルク207Nm(21.1kgm)/4,400rpmに、30kW(41ps)・最大トルク169Nm(16.3kgm)がプラスされ、都合パワーユニット全体の最高出力は138kW(188ps)、最大トルクは270Nm(27.5kgm)に達する。

大型SUV車を大きく凌ぐほど豪快な走りが愉しめる

しかもこの大トルクの大半は、モーターによって提供されるから、極めて低い低回転域(1,000rpm)でも、その力をフルに引き出すことが可能だ。ハイブリッド化によって、130kgほど車両重量が増加しているとはいえ、加速時や急勾配では、大型SUV車を大きく凌ぐほどの豪快な走りが愉しめるようになった。

実際ステアリングを握った上での体感性能では、モーターアシストやトルクコンバーターのたぐいを一切持たず、機械的にエンジンとモーターのエネルギーを伝達する2クラッチ方式にであるゆえに、大変リニアな加速感が味わえる。

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ここいちばんという場面では、低速から全域にわたり分厚いトルクが期待できることから、スタート時における瞬発性能では、かなりの余裕を感じさせる印象である。

もちろん、「タフギア」を名乗るこのクルマでは、絶対に妥協することができない急勾配の対応でも、モーターとエンジン双方の出力を組み合わせることでむしろ旧来のディーゼルエンジン車よりもむしろ頼もしさが増しているように感じる。

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一方、高速巡航時には、アクセルを閉じた瞬間エンジンが停止し、そのままの速度でモーター走行を維持することができる。したがって本来、既存のハイブリッド車であれば、高速道路上の燃費節約で大きな結果を期待できないはずの環境下においても、約21%のパートをモーターだけで走ることができるのだ。

通常の使用範囲内で荷室内が漏れてもバッテリーの影響なし

このハイブリッド・システムの作動状況は、運転席のメーター・パネル内に装備された「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」で視覚的に確認できる。

加えて、エクストレイルシリーズでは初めてスマートフォン連携機能を備えた「NissanConnectナビゲーションシステム」も搭載しているから、手持ちのスマートフォンのアプリケーションをナビ画面へ表示したり、位置情報をナビの目的地に設定したり、またメールの送受信を行うこともできる。
なおこのサービスの利用には、スマートフォンのデータ通信料を除けば、車両の初年度登録年月から3年間、利用料金の負担はない(4年目以降は有料を予定)。

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もうひとつ気になるのは、バッテリーのスペース確保により、ラゲッジスペースが狭くなってしまっているのではという危惧だ。
これついては、日産の上位セグメント車と比べても若干小ぶりな蓄電ユニットを採用しているため、ガソリン車と遜色ない400L以上(VDA容量)+約30Lのラゲッジスペースが確保された。また通常の使用範囲内でなら荷室内に水が漏れても、バッテリーに及ぼす影響はない。

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快適走行の確保という面では、車体の上下の動きを予測して駆動力とブレーキの振動を低減する「アクティブライドコントロール」や、コーナーおよびブレーキング時にCVTのギア比を制御して適当なエンジンブレーキを付加する「アクティブエンジンブレーキ」、コーナリング時にドライバーの操作や走行状況に応じて4輪それぞれのブレーキを制御し、安心感の高いコーナリングを可能にする「コーナリングスタビリティアシスト」など、先進装備が標準搭載される。

識別上のポイントはエンブレムとヘッドライト

日常の使い勝手では、クルマを上空から見下ろしているかのように周囲の状況を把握できる「アラウンドビューモニター」、車庫入れや縦列駐車を自動操舵でサポートする「インテリジェントパーキングアシスト」、リア・カメラの映像をルームミラーに内蔵されたモニターに表示する「スマートルームミラー」など、日産が「ワクテク(ワクワクするテクノロジー)」と呼ぶ先進技術もオプションで設定。

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安全性能では日産車としては、すでに定番装備となりつつある「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)システム」も標準搭載している。なお日産では、主要量販モデルへのエマージェンシーブレーキシステムの標準化を2015年度秋までに完了する計画だという。

最後に外観上でのハイブリッド車、ノンハイブリッド車の識別ポイントだが、まず左右フロント・ドアおよびバックドアに付けられた専用エンブレムだ。この他、最も先進的なエクストレイルに相応しく、これまでオプションとして用意されていたLEDヘッドランプも標準装備されている部分も識別ポイントのひとつだ。

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エクストレイル ハイブリッドの主な仕様・装備は以下の通り。

●エクステリア
左右フロントドアとバックドアの3か所に装着されたハイブリッド専用エンブレム
●メカニズム・専用装備
・日産独自の1モーター2クラッチ、パラレル方式のハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」
・高出力で素早い充放電が可能なリチウムイオンバッテリー
・高性能モーター「RM31」
最高出力:30kW(41PS)、最大トルク160N・m(16.3kgf・m)
・ハイブリッド専用エンジン「MR20DD」
最高出力:108kW(147PS)/6000rpm、
最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)/4400rpm
・回生協調ブレーキシステム
・フロア下の空力性能の向上
・ハイブリッド専用低転がり抵抗タイヤ
・メーター内ハイブリッドエネルギー表示、ハイブリッドパワー計
・スマートフォン連携機能付NissanConnectナビゲーションシステム
・スタビライザー(フロント・リヤ)
・なお、本格的SUVとしてよりワイルドでタフなイメージを強化したグレード「エクストリーマーX」「ブラック エクストリーマーX」にも同様にハイブリッド車が設定されている。

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あわせて、今回、「エクストレイル」のガソリン車にPTC素子ヒーター(1kW)をメーカーオプションにて設定し、こちらも7月から発売を開始する。今までの温水式ヒーターのみを使用していた場合に比べて、半分以下の時間で車内を暖めることが可能となる。

日産は、目下も究極のエコカー「ゼロ・エミッション」とエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」を二本柱とした、CO2排出量の削減に取り組んでいる。「エクストレイル」「エクストレイル(ハイブリッド)」も「PURE DRIVE」の1モデルという訳だ。

「エクストレイル」の詳細情報はこちらより
WEBカタログ
エコカー減税サイト

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日産、アルゼンチンに新たな製造子会社設立へ

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6億USドルを投資し、新NP300フロンティアをコルドバで生産

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下日産)は4月7日、アルゼンチンに新型車両の製造子会社を設立し、新たなピックアップ生産のための積極投資を行うと発表した。

目下、中南米38ヵ国で事業展開している日産は、自動車販売台数100万台超が見込まれるアルゼンチンにおいて、自社が主要な自動車メーカーのひとつになると表明している。
21世紀の躍進を見据え、アルゼンチンのみならず中南米エリアでもトップ3ブランド入りを目指していく日産にとって、同国は最も重要な拠点のひとつだ。

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日産自動車・専務執行役員、ホセ ルイス バルス氏

日産における日産ラテンアメリカの会長であり、日産自動車の専務執行役員であるホセ ルイス バルス氏は、「日産がアルゼンチンに投資できることを大変光栄に思います。当社はこれまで以上の力を発揮し、アルゼンチンの発展に貢献すべく準備を整えています。日産はアルゼンチンの経済力に期待しており、自動車産業を担う主要メンバーとして、同国の明るい未来に一役買えることを非常に楽しみにしています」と述べた。

2018年、新型車生産を背景に1,000名の雇用を創造していく

この発表により、日産は2018年に向けて、アルゼンチンに6億USドルを投資。ブエノスアイレス西北西700kmに位置するコルドバ・ルノー生産工場内にピックアップ専用の組立ラインを設けて、日産の新型トラック・NP300フロンティアの生産を行っていく計画だ。

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当地で目下販売中の現行NP300フロンティア

当地では、ルノー・日産アライアンス、そしてダイムラーとの間で締結された協業契約の元、NP300フロンティアに加え、ルノーの1トンピックアップトラックやメルセデス・ベンツの新型ピックアップも生産していく。

この新たな生産ラインの年間車両生産能力は、70,000台ほどになる見込み。同生産ラインだけで約1,000名の直接雇用を生み、更に2,000名の間接雇用も創出していく構えだ。

これによりアルゼンチンは、タイ、メキシコのほか、間もなく本格的に自動車生産を開始するスペインを含む「NP300フロンティア」のグローバル生産ネットワークのひとつとなる。

2015年のブエノスアイレスオートショーで新型車発表も

これを受けて日産は、2015年6月に開催されるブエノスアイレスオートショーにおいて、新型「NP300フロンティア」をアルゼンチンで初披露する予定だ。

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当地で目下販売中の現行NP300フロンティア

NP300フロンティアは2015年末に向けて、まずはメキシコからの輸入モデルをアルゼンチンで発表し販売する。さらに現地の供給体制が整い次第、2018年までにアルゼンチン内で開始する予定だ。

NP300フロンティアは、日産にとって12代目となるピックアップで、中南米に投入されるピックアップモデルとしては8代目になる見込み。新型ピックアップは、日産の80年以上におよぶ長い歴史の中で受け継がれてきた背景のもとに生産され、最先端技術によるタフでスマートな機能を誇るモデルとなるだろう。

※為替は便宜上、直近の為替レート1USD=120円としている。

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トヨタ、オーリスをマイナーチェンジ、新エンジン追加

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RS (内装色:ブラック)〈オプション装着車〉
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120T (2WD) (ブルーメタリック)

日欧戦略車オーリスを改良。最上級グレードの120Tを新設定

4月6日、トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、かつて欧州市場でCセグメントハッチバック車としてカローラ・ハッチバックの後継モデルとして開発され、今日では日欧の他、オセアニア等でも販売されている日欧戦略車オーリスのマイナーチェンジを実施し、同日より全国のネッツ店を通じて発売を開始する。

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RS (2WD) (オレンジメタリック)

今回のマイナーチェンジでは、「見た瞬間、乗った瞬間、そして走り出した瞬間に、オーリスの魅力のすべてが実感できる際立つ個性と優れた走行性能」とテーマ付けていた初代オーリス「直感性能」を明確にするため、話題の新エンジンを搭載した「120T」を新規設定した。

新デザインで存在感を強調。ライト類はLED化へ

全体の刷新コンセプトは、「内外装デザインをよりエモーショナルに進化させる」、「Toyota Safety Sense Cによる予防安全装備の充実」、「新開発の1.2リッター直噴ターボエンジン搭載」の3点に重点がおかれている。

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RS (2WD) (オレンジメタリック)

エクステリア面ではまずフロント。エンブレム部を中心にトヨタが「キーンルック」と呼ぶ中央エンブレム部を中心にV字形状のグリルが配置されるデザイン。

新デザインのグリルやヘッドライト、水平基調のリヤバンパーで存在感が強調されたのに加え、ヘッドライトとテールライトは、LED化されている。

全長を拡大して伸びやかなプロポーションを創り出す

ボディ寸法は、4330×1760×1480mm(全長×全幅×全高・4WDの全高は1500mm)、ホイールベースは2600mmである。全長が従来の4275mmから4330mmと55mm拡大したため伸びやかなプロポーションとなっている。

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180S (2WD) (シトラスマイカメタリック) 〈オプション装着車〉

ボディカラーは新色2色(ブルーメタリック、シトラスマイカメタリック)を筆頭に、RS専用色のオレンジメタリック、ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、ブラックメタリック、レッドマイカメタリックの全7色。

なんと言っても注目は直噴ターボエンジン「8NR-FTS」

ただなんと言っても今モデルのハイライトは、最上級グレードの120Tに搭載されたエンジンにある。それは排気量1.2l(リットル)の直列4気筒直噴ターボエンジン「8NR-FTS」だ。

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180S (2WD) (シトラスマイカメタリック) 〈オプション装着車〉

同エンジンは、目下トヨタが積極的に導入を広げている「高熱効率・低燃費エンジンラインナップ」のひとつ。トヨタは2014年4月に全世界で合計14機種のエンジンを2015年末までに順次導入すると発表しており、今回の「8NR-FTS」エンジンもその一環である。

8NR-FTSエンジンの基本コンセプトは、昨年2014年に登場したレクサス「NX」(ガソリン車)が搭載する直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ガソリンターボにある。
「8AR-FTS」エンジンはこのエンジンとコンセプトを共にしており、燃焼改良を目的にシリンダーヘッドの吸気ポートに高タンブル(縦渦)を生み出す形状を採用して高熱効率を実現。

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8NR-FTSエンジン

さらにノッキング対策として水冷式エキゾーストマニホールド(シリンダーヘッド一体)、ピストン冷却オイルジェット制御機構、ウォータージャケットスペーサー、高効率水冷インタークーラーなどを採用し10.0という圧縮比を実現しながら最高出力を10%以上向上させることに成功している。

1.8リッター並みの出力を、1.5リッター並みの燃費で実現

結果8NR-FTSは、一般にターボラグと呼ばれるターボエンジン特有のアクセル操作に対する応答遅延が少なく、幅広い回転域で最大トルクの発生を持続できるようになった。

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120T (内装色:ブラック)〈オプション装着車〉

エンジン仕様としてのシリンダーサイズは、内径71.5×行程74.5mmで、圧縮比は10.0。116ps/85kW(5200~5600rpm)、最大トルクは185Nm(1500~4000rpm)。過給器自体はIHI製でブースト圧は1.0kgf/cm2程度という。

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150X (2WD) (設定色:ルージュ) 〈オプション装着車〉

この数値は、オーリスの排気量1.5lエンジン「1NZ-FE」の最高出力80kWや、排気量1.8lエンジン「2ZR-FE」が発揮する最大トルク173~180Nmをも上回っている。

文字通り1.8リッターエンジン並みの出力に加え、1500rpmという低回転から最大トルクを発生させることが可能になっており、加えて1.5リッターエンジン並みの燃費を実現していることも大きなポイントだろう。

エコカー減税の対象で、かつ最新の安全装備も充実

組み合わせるトランスミッションは、CVTの「Super CVT-i」。もちろんアイドルストップシステムも搭載しているから、JC08モード燃費は19.4km/lだ。
同数値により「平成27年度燃費基準+10%」を達成しているのでエコカー減税の対象となる。

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Toyota Safety Sense C (センサー部)

また今回のオーリスには、2015年4月に大幅改良した「カローラ」で、初導入を果たした運転支援システム「Toyota Safety Sense C」が搭載される。

搭載状況は、120Tや排気量1.8lエンジンを搭載するグレードは標準装備で、排気量1.5lエンジン搭載グレードでは5万~5万8000円のオプション設定である。

気になる価格レンジは、178万9855円から259万37円まで

インテリア面では、コントラストを強調したセンタークラスターと、各グレードの個性にあわせた4種類の加飾を施したインストルメントパネルを立体的に配置することで、上質かつ先進的なイメージを演出。

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パノラマルーフ (電動ルーフシェード・挟み込み防止機能付)

2眼式のコンビネーションメーターは、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイとを組み合わせ、視認性とともに質感を向上させている。

ちなみにRSグレードは専用意匠を採用し、インテリアカラーはブラックのみ、専用のファブリックシートを装備され、ハニカムタイプのフロントグリル、前後スポイラー、サイドロッカーモールといったエアロパーツでスポーティさを高めている。

対して今回、最上級グレードに新設定された120Tでは、本革/ウルトラスエード/合成皮革を組み合わせた専用シートを採用。シートヒーター(運転席/助手席)、自動防眩インナーミラー、クルーズコントロールも標準装備する。

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6:4分割可倒式リヤシート/シートバック片側前倒し時

気になる税込み価格は、従来と同じ排気量1.5lエンジンを搭載する最も安価なグレード「150X“C Package”」の178万9855円から、8NR-FTSを搭載する「120T」の259万37円まで。月間販売目標台数は1000台である。

【Toyota Safety Sense C 主な機能概要】
・衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ
レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。

仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。

・レーンディパーチャーアラート
カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。

・オートマチックハイビーム
カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
先行車を検知し、信号待ちなどで先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合、ブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる先行車発進告知機能を1.2Lターボ車、1.8L車に標準装備、1.5L車にオプション設定。

販売概要
販売店全国のネッツ店
月販目標台数1,000台
店頭発表会4月18日(土)、19日(日)

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 オーリス車両情報はこちら

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トヨタ、新型1.2L直噴ターボエンジンをオーリスに初搭載

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マイナーチェンジした新型オーリス120T (2WD)

 

世界トップレベルの高熱効率を誇る過給エンジン

4月6日、トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、1.2Lクラスで「力強い加速感を実現すること」、「高い熱効率と備えること」、このふたつの課題実現を求めて永らく開発してきた新型直噴ターボエンジン「8NR-FTS」を遂に発表した。

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1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」

この8NR-FTSエンジンの開発にあたっては、トヨタが取り組んできたハイブリッド専用エンジンの開発。ならびに従来型エンジンの開発で獲得した様々な応用技術を基礎に、新たな過給技術を追加。この総合技術で、世界トップレベルの高熱効率を実現する過給エンジンを開発した。

なおこのエンジンは、このたびマイナーチェンジを果たした新型オーリスに初搭載する。

ターボチャージャーもトヨタが独自で開発・製造

新型の直噴ターボエンジン「8NR-FTS」は、排気ガス温度を最適するため、水冷シリンダーヘッドと一体型のエキゾーストマニホールドを新設計。これにトヨタが独自で開発・製造したシングル・スクロール・ターボチャージャーを組み合わせたかたち。

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1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」

これらユニット類の組み合わせよって、エキゾーストマニホールドを通る排気温度を理想的な値に最適化でき、乗用車エンジンに求められる柔軟なターボチャージャー特性、ならびに優れた過給効率も両立させることができたという。

3速・時速30km/hからの加速性能はクラスを超える性能

またこのターボチャージャーには、コンパクトな水冷式インタークーラーを採用することで、エンジンの熱負荷に左右されない吸気冷却効果も実現している。
具体的には、ドライバーの瞬間的なスロットル操作に対して、俊敏に応えることのできるエンジンとなっており、同エンジンを搭載した実走行においてエンジンの高い静粛性を保ちながらも、3速30km/hからの車両加速で、クラスを大きく超えた絶対性能を獲得している。加えて幅広い回転領域においても、安定した最大トルクの発生を可能とした。

直噴+可変バルブでシリンダー内の高速燃焼を実現

一方シリンダー内部にも、新たに手が加えられており、シリンダー内部で発生する強いタンブル流(縦回転の渦)と、直噴技術D-4T(Direct-injection 4 stroke gasoline engine with Turbo)とが理想的な混合気を形成しすることで高速燃焼を実現。

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さらにシリンダー負荷に応じ、吸気側のバルブ開閉タイミングを制御する連続可変バルブタイミング機構VVT-iW(Variable Valve Timing-intelligent Wide)により、アトキンソンサイクル(圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を改善して燃費を向上させる燃焼サイクル)が形成される。
このことからシリンダー内部の燃焼改善と、ターボによる加給時ならびにエンジンそのもののフリクションロスも低減化できたことで、乗用車エンジンとしてエネルギー損失改善を、極限まで追求することができたという。

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1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」

今後トヨタは、2015年末までに14機種の高熱効率・低燃費エンジンをラインナップしていく予定

結果、量産過給ガソリンエンジンとしては、世界トップレベルの最大熱効率36%(トヨタ算定値)を達成した。

トヨタは、化石燃料の消費抑制のため、販売車両の多数を占める従来型エンジン車の燃費向上に取り組んでおり、高熱効率の低燃費エンジンに動力性能も両立した過給エンジンなどを、今後も追加していくことで、様々な自動車ユーザーのニーズに適した選択肢を、エコカーを通してより幅広く提供するとともに、すべてのクルマの環境性能を一層高めていく構えだ。

8NR-FTS主要緒元
総排気量(cc):1,196
内径×行程 (mm):71.5×74.5
圧縮比:10.0
最高出力(kW[PS]/rpm):85[116]/5,200-5,600
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):185[18.9]/1,500-4,000

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