世界を舞台に開発をリードするエンジニアの育成を目指す
独・ロバート・ボッシュGmbH(本社:シュトゥットガルト・ゲーリンゲン、代表取締役社長:Dr.rer.nat.Volkmar Denner <フォルクマル・デナー>、以下、ボッシュ)の日本法人であるボッシュ株式会社は、日本の大学に通う学生向けに、ボッシュの日本法人と海外法人によるインターンシップの機会を提供するプログラム「Global Internship @Bosch」を実施する。
具体的には日本在住で理系専攻の大学生、または大学院生を対象に夏季休暇を利用したインターンシップで、5月9日(月曜日)より ボッシュのホームページで参加者の募集を行う。
その内容だが、現在ものづくりを取り巻く環境は大きく変化しており、日本に於いてもグローバルに進化する開発をリードするエンジニアの存在は、今後より一層重要性を増すものと同社では考えている。
そこでボッシュ株式会社は、世界各国にある計94ヵ所の開発拠点で働く約45,700人のエンジニア達と共に、様々な研究開発に取り組んでいく姿勢であるが、今回そんなボッシュのグローバル環境を日本の学生達に提供することで、日本のエンジニア育成に貢献したいと考え、同インターンシップを実施することになったと云う。
活気溢れるベトナムで実際のプロジェクトに従事
上記を踏まえて今回のインターンシップは、横浜にあるボッシュ株式会社の開発拠点とボッシュのベトナム法人Robert Bosch Engineering and Business Solutions Vietnam Co., Ltd.間で行う。
参加者はまず、横浜で基礎的なトレーニングを受けた後、ベトナムへ渡航し、ベトナム法人で現地の従業員とともにECU(エンジンコントロールユニット)のソフトウェア開発や、燃料噴射装置の設計デザインなど実際に行われているエンジニアリングプロジェクトに携わる。
ボッシュ株式会社は、世界各国の拠点とエンジニアリングに取り組んでおり、中でもアジアの現地法人とは、日系自動車メーカー向けに活発に事業を展開している。
今回インターンシップの舞台となるベトナムでは、参加者は非常に刺激の多い環境の中で、インターンシップを体験することができる。
対象となる同社グループのベトナム法人は、今年設立5周年を迎える新しい組織で、従業員も非常に若く活気に溢れていると云う。
また、世界各国で生産される車両向けの製品の開発のために、日本やドイツなど世界の複数の拠点と緊密に協働してもいる。
このインターンシップについて、ボッシュ株式会社・取締役社長のウド・ヴォルツ氏は、「日本の学生にとって、ボッシュのようなグローバルな環境でエンジニアリングの就業経験を得られる機会はそう多くありません。
未来の日本のものづくりを担う若者には、この貴重な機会を利用して、世界で開発をリードするエンジニアに求められるものを感じとってほしいと思います。」と述べている。
Global Internship @Bosch概要
募集対象:日本在住の理系専攻の大学生・大学院生
期間:8月24日(水)~9月10日(土)、11月3日(木・祝)
場所:横浜、ホーチミン(ベトナム)
募集人数:10~15名程度
プログラム例:ECUのソフトウェア開発・テスト
燃料噴射装置の設計デザイン 等
※変更の可能性あり
グローバルインターンシップの詳細:
http://www.bosch-career.com/ja/jp/joining_bosch_jp/students_jp/students.html
ダイバーシティ、オープンな環境、ボッシュの企業文化を体験
インターンシップの参加者にはこのプログラムを通じて、ボッシュの企業文化や就業環境に触れてもらいたいという狙いもある。
インターンシップが行われる Robert Bosch Engineering and Business Solutions Vietnam Co., Ltd.にはベトナムに加え、インド、ドイツ、メキシコなど様々な国の従業員が日々エンジニアリングに従事している。
参加者はこうした多様性に富んだ環境の中で、異なる意見や新しい視点に触れながら、インターンシッププログラムに取り組むことが可能。
また、ボッシュではダイバーシティの推進とともに、国籍や文化、性別、職位、年齢を超えて、従業員同士が対等に、そしてオープンに交流する企業文化の醸成にも注力している。今回のインターンシップでも、こうしたボッシュの多様性やオープンな環境を体験することができるとしている。