グループ全体での累計販売台数は8%増の1,942,642台に到達
ビー・エム・ダブリューAG(BMW AG本社:バイエルン州ミュンヘン、社長:ノルベルト·ライトホーファー、以下、BMW)並びに同グループの自動車販売は10月期の新記録をさらに更新し、前年同月比で2.3%増の合計196,002台を販売した。
これにより今年の累計販売台数は合計1,942,642台となり、昨年の1~10月期と比べて5.8%の増加となった。
この成績についてBMW AG取締役会のメンバー・BMWグローバル・セールス&マーケティング責任者のDr. Ian Robertson(Dr.イアン・ロバートソン)氏は、「BMWグループのプレミアム・ブランド全てがこの新記録の更新にも貢献しており、この傾向は年末に向けて継続すると確信しています。
私たちは今まさに10万台目となる当社の電気駆動車両の出荷を見守ったところであり、これはますます重要性を帯びる電動化モデルの成功を裏付けていると言えます。
柔軟性を持たせた世界規模での販売活動により、他の地域の市場における販売の強化によって一部地域での逆風を打ち消し、私たちの目指す世界規模での利益を確保することができました」と今期、以降の事業展開についても自信を覗かせた。
BMWの累計販売台数は5%増の1,646,743台
実際、各ブランド共に事業推移は比較的公表で、まずBMWブランドは、本年1月からの10か月間に全世界で1,646,743台の車両を販売し、前年同期比で5.5%増を記録した。
また10月には合計166,805台(前年比1.1%)のBMWブランド・モデルを販売している。特にSUV車両に関する世界的な傾向は、引き続きBMW Xモデル・ファミリーの好調なセールスに反映されている。
全世界におけるBMW X1の10月の販売台数は合計21,072台となり、前年比で倍増(139.1%増)した。なおBMW X3は、5.1%増の合計12,533台を、BMW X5は4.9%増の14,203台を販売した。
対して導入後1年を経たBMWブランドのフラッグシップ・モデルであるBMW 7シリーズは、10月に前年比79.0%増の合計5,664台を販売した。
この第六世代のBMW 7シリーズは、1月から10月までの10か月間で累計47,416台(前年比67.2%増)を販売し、歴代BMW 7シリーズ・モデルの中で導入後一年での販売記録を更新した。
BMWはBMW iの導入以降10万台の電化モデルを販売
新たなパワーユニットを搭載したBMWの電気駆動モデルの販売も好調であり、BMW i およびBMW iPerformance モデルの10月の販売台数は合計5,952台を記録し、これによってBMWの電化モデルとして総計10万台目の車両を11月の初めに出荷するための礎石を築いた。
これら10万台のうちほぼ半数が今年販売されたものであり、この十か月間で合計47,286台のBMW i およびBMW iPerformance モデルが販売された。
これについて先のイアン・ロバートソン氏は、「これはBMWのeモビリティの分野における持続的な取り組みが報われたということです。」と述べ、さらに「今やBMW i およびBMW iPerformance は幅広いモデル・レンジを取り揃えて、あらゆるセグメントのお客様に提供されています。
BMW i はBMWグループのイノベーションにおいて常に先陣を切る役割を担い続け、当社のモデル・レンジ全体にわたり適用可能なテクノロジーを実現しました」と述べている。
MINIの10か月間の販売台数は3%増の292,823台
一方、MINIブランドの全世界における10月の販売台数も、8.9%増の28,746台を記録。このプレミアム・ブランドにおける最新の2つのモデルが成長に大きく貢献した。
10月に合計5,411台を販売したMINIクラブマンは、全世界の累計販売台数49,218台を記録している。
MINIコンバーチブルの10月の販売台数は2,152台(159.6%増)で、10か月間の累計販売台数は25,144台(92.0%増)を記録している。
欧州地域でのBMWとMINIを合わせた10月の販売台数は、合計90,574台で、前年同月比6.4%増となった。
同地域での累計販売台数は、前年比10.0%増の合計897,493台である。域内のすべての市場が今年の力強い成長に貢献しており、イタリア(68,282台/18.0%増)、スペイン(45,141台/19.9%増)およびスカンジナビア(43,433台/14.4%増)など多くの市場で二桁の伸びを記録している。
地域別では、アジア地域に於けるBMWとMINIの10月のセールスも力強い成長を見せ、合計63,006台(6.6%増)を販売した。
またアジア地域における10か月間の累計では、合計611,020台のBMWおよびMINIを販売し、前年同期比8.9%増を記録している。
同地域最大のマーケットである中国本土では年初来の累計で423,330台を販売し、前年同期比10.2%増を記録。同地域の他の多くの市場においても、例えば日本(60,484台/9.1%増)、韓国(49,016台/10.0%増)などが力強い成長を続けている。
北米地域でのBMWとMINIの10月の販売台数は、前年同月比11.6%減の36,743台であった。このBMWおよびMINIの同地域における累計販売台数は、373,822台(前年同期比7.1%減)である。
域内の市場での累計販売台数では、カナダ(37,373台/7.0%増)およびメキシコ(27,858台/14.0%増)が好調で、極めて厳しい競争にさらされた米国では9.6%減の297,015台となっている。
最後にBMW Motorradにとって、今年は非常に好調な年となった。BMWモーターサイクルおよびマキシスクーターの10月の販売台数は合計10,974台で、前年同月比19.1%の増加した。加えて年初来の10か月間における累計販売台数は、前年同期比2.3%増の127,018台を記録している。