アウディジャパン、「新型Audi R8 Spyder」を3月28日より受注開始・7月上旬に発売


ソフトトップは50km/h以下なら走行中も約20秒で開閉可能

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は3月28日、フラッグシップスポーツモデルのAudi R8のオープントップモデルAudi R8 Spyderをフルモデルチェンジ。同日より受注を開始し、来る7月上旬より全国のAudi Sport店(25店舗、現時点)を通じて発売する。

2010年に1世代目が発売されたAudi R8 Spyderが、2世代目へと大きく進化した。

新型は Coupéと同様、ボディサイドのエアインテーク部にサイドブレードを装着することで、ミッドシップ スポーツであることをアピール。

フロントには左右それぞれに37個ものLEDを備えたLEDマトリックスヘッドライトを標準装備。LEDリヤコンビネーションライトの間にハニカムグリルを装着することでCoupéとは異なる表情を演出している。

自然吸気5.2ℓV10高回転型エンジンは最高出力540馬力を発揮

フレームにはアルミとカーボンファーバー強化プラスチック(CFRP)を組み合わせた総重量208kgの新世代のアウディ スペース フレーム(ASF)を採用することにより、ねじれ剛性は先代モデルとの比較で50%の改善を果たした。

油圧電動式ソフトトップは、遮音性に優れたクロス製で、フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用、トップコンパートメントカバーはCFRP製となっている。

重量は約44 kgで軽量化と低重心化に貢献。開閉に要する時間は約20秒。50km/h以下であれば走行中の操作も可能となった。

最高出力540PSを発揮する自然吸気V10 5.2ℓの高回転型エンジンは、7速Sトロニックトランスミッションを介し、新開発のquattroフルタイム4WDシステムへと動力を伝達。

電動油圧多板クラッチは、運転状況に応じて駆動トルクを自動で分配し、極限の状況では前輪または後輪のいずれかへ100%のトルクを伝達することも可能。

エンジンの片バンクを休止させるCOD(シリンダー オンデマンド)を採用して省燃費走行に貢献

また、低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダー オンデマンド(COD)を採用。アクセルペダルをオフにしたときにはエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードとあわせて、高い燃費性能を実現する。

インテリアはモノポストデザインで各操作がドライバー中心に設計された。

具体的には、メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーション システムを始めとする様々な情報を表示できるアウディ バーチャル コックピットを標準装備。

ドライバーの目線の動きを最小限に抑え、スポーツドライビングをサポートする。

なお新型Audi R8 Spyderは、AUDI AGのネッカーズルム工場近くに新設されたベーリンガーホフ(Böllinger Höfe)専用工場で手作りされる。

モデル:Audi R8 Spyder V10 5.2 FSI quattro
エンジン:5.2ℓV型10気筒DOHC 540PS/540Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
ステアリング:左/右
車両本体価格(税込):26,180,000

※画像は欧州仕様車のもの。