アイシンとスギ薬局、乗り合い送迎サービスの実証開始


アイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:伊原保守)と株式会社スギ薬局(本社:愛知県大府市、代表取締役社長:杉浦克典)は来る7月24日から、豊明市・健康長寿課の支援を受け、同市仙人塚地区にて高齢者を中心とした地域対象者への移動支援サービスを実証実験として開始する。

昨今、日本国内各地で社会環境の高齢化が進む中、いわゆる“買い物難民”の増加が社会問題化している。またそのような該当者は、自力での通院も困難であるがために適切な診療・服薬指導を受けることも困難な“医療難民”でもある。

そこで同問題の解決に向け両社は、医療機関や公共施設、スーパーマーケット等の施設を結ぶ「乗り合い送迎サービス」の提供を実施する。

この活動を介して、より多くの対象者が適切な診療と服薬指導・健康相談を受けられ、かつ社会活動や買い物等に気軽に出掛けられる環境を創出していく構えだ。

具体的な実証実験の概要は、指定地区から豊明市内・近郊の医療機関を中心とした指定停留所への乗り合い型の送迎サービスとし、事前に複数の利用者の希望目的地・希望到着時刻を専用システムで計算して効率的な送迎サービスを運行するとしている。

当面の実施期間は、2018 年 7 月 24 日から 12 月 25 日まで。サービス実施時間は、平日の午前 9 時から午後 4 時。実施場所は、愛知県豊明市仙人塚地区となる。そのサポート対象は、指定地区に居住し事前に会員登録を行った“買い物難民”並びに“医療難民”。実施主体は、アイシン精機とスギ薬局が運営する乗り合い送迎サービス「チョイソコ」事務局となる。