AGC旭硝⼦、北アフリカへ初進出。モロッコに⾃動⾞⽤ガラスの⽣産拠点を新設


AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、グループ企業であるAGCオートモーティブ・ヨーロッパ社が、モロッコのガラスメーカー・INDUVER社(本社:モロッコ、代表:Hakim Abdelmoumen)と⾃動⾞⽤ガラスの合弁会社の設⽴について基本合意に⾄ったと発表した。

今回の⽣産拠点新設は、AGCグループとしては初の北アフリカ進出となる。

当地モロッコは、近年、欧州向け製品の⽣産拠点として国際企業から位置づけられていることなどを背景として、北アフリカエリアで、最も⾼い経済成⻑が続いている。

これに伴い欧州⾃動⾞メーカーが、同国への進出を決定または予定している。また、欧州向けの⾃動⾞⽣産台数も、毎年2千万台を超え、今後も2%前後の成⻑が続くものと⾒込まれている。

このような事業環境を踏まえてAGCグループは、モロッコ北部沿岸部・ケニトラ州にINDUVER社と合弁で、⾃動⾞⽤ガラス事業会社を設⽴する。

具体的には、2019年に商業⽣産を開始し、合せガラス、強化ガラスなど(⽣産能⼒:年間110万台相当)の⾼付加価値の製品・サービスを欧州、北アフリカに向けて供給を開始する予定。

AGCグループでは、「経営⽅針 AGC plus の下、⾃動⾞⽤ガラス事業を成⻑事業の⼀つと位置づけ、拠点展開を拡充してきました。

今回の北アフリカ進出により、欧州および北アフリカの⾃動⾞⽤ガラス需要に応え、更なる企業価値向上を図ってまいります」と述べている。

■INDUVER社について
・代表 Hakim Abdelmoumen
・所在地 カサブランカ市(モロッコ)
・設⽴ 1947 年
・従業員数 368 名(2014 年 12 ⽉末時点)
・事業内容 主に⾃動⾞⽤、建築⽤、産業⽤ガラスの製造・販売

■AGCオートモーティブ・ヨーロッパ社について
当社の連結⼦会社AGCガラス・ヨーロッパ社(AGC旭硝⼦ 100%出資、ベルギー)の 100%出資⼦会社であり、⾃動⾞⽤ガラス事業部⾨。